善は急げと言いますし ページ39
side.satomi
『わたしもすとぷり、入りたいです』
はっきりと放たれたその言葉。
そこに迷いはひとつも見えない。
な「っありがとう…!!!!」
いの一番に反応したのはなーくん。
ファーストコンタクトの時の様にAの両手を握って、いや最早掴みとってぶんぶんと振っている。
勢いが凄いんですけど。笑
まあ念願だったもんな…なーくんが喜び超えて若干涙目になっているのも、Aが勢いに圧されているのも目を瞑ろうじゃないか。
『さとみくんも、歓迎してくれる…?』
さ「そりゃもちろん大歓迎」
見知った相手なら信頼も出来るし、安心出来る。
なによりAとなら楽しく活動出来そうだ。
俺の言葉に安心した様にへら、と笑うA。
少し幼く見えるその表情を見て、活動を経てもっと自信がつけばいいな、と親心のような事を思ってしまった。
な「そうと決まったらすとぷり会議開かなきゃだね!」
収集掛けようか、と興奮冷めやらないうちの紫担当は早速スマホを取り出す。
開いたのはLINEのグルチャ画面。
『え、今から?』
行動の早さに驚いているA。
俺も正直吃驚してる。流石に性急すぎるんじゃないか?
……あ、
さ「ちょい待ち、今日誰か放送予定してなかったっけか」
なーくんのグルチャ画面を覗き込むと、昨日のうちに莉犬とジェルが名乗りあげていた発言を見つける。
確か莉犬はもう既にTwitterのサブ垢で呟いていた様な気もする。
今から集まるのは時間的に厳しいだろう。
な「そうだった…じゃあダメだね」
誰が見ても分かるくらいしゅん、とするなーくん。
先程から子供の様にころころと表情を変える彼が少し珍しい。
な「じゃあどうしようか。Aちゃん、明日の昼間は空いてる?」
『ええと、』
さ「ごめんなーくん。こいつ都内住みじゃないんだわ」
な「あー、そうなんだ」
ごめんね、つい先走っちゃって。
そう眉尻を下げて言われ、大丈夫、とAは首を横に振る。
な「でもメンバーには一度会ってもらいたいところだなぁ」
さ「それはな。A、近いうち日程合わせられるか?」
『いや、仕事休みだし別に明日でも良いよ?』
もちろん皆の都合がつけばだけど、とケロっとした顔のA。
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月 - 待って読み途中でクロの正体当てた私凄くn((殴スミマセンデシタ。凄く面白いです! (2021年4月1日 18時) (レス) id: 9562a43608 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぽ(プロフ) - へかーてぃあ@夢見月さん» またまたコメントありがとうございます!わたしが推されるのなんぞ勿体ないの極みですので是非今後とも推しくんを推していってくださいませ...!!! (2020年8月3日 0時) (レス) id: 3018b56d1a (このIDを非表示/違反報告)
へかーてぃあ@夢見月(プロフ) - あッ、待って下さい!何か作品の神度が上がってる!!え、ぽっぽ推しになりたい!(切実) (2020年7月30日 14時) (レス) id: 2de6a67b50 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぽ(プロフ) - $さん» またもやコメントありがとうございます...!ありがたいことにたくさんの人に読んでいただけて嬉しいかぎりです(*´v`*)これからの流れも楽しんでいただけると幸いです! (2020年7月23日 16時) (レス) id: 3018b56d1a (このIDを非表示/違反報告)
$ - なんか、有名になってる…。凄い!!夢主ちゃん、ついに加入…?更新待ってます (2020年7月21日 15時) (レス) id: d5f4fe44f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽっぽ | 作成日時:2020年5月24日 5時