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な「ねぇねぇAちゃん」
『ん?』
な「やっぱり俺さ、Aちゃんが真剣に加入を考えてくれるならchromeくんにも声を掛けたいな」
『あー…』
やっぱそうだよね、と苦笑いを浮かべている。
な「今日みたいにちゃんと話をしたいから、クロくんを紹介して欲しい」
ちゃんと話をして、二人には揃って入ってもらいたい。
Aちゃんの目をじっと見つめる。
この気持ちがちゃんと伝わって欲しくて。
Aちゃんはんー…と口をきゅっと結んで唸っている。
『…わかった、紹介するよ』
諦めたような、意を決したようなAちゃん。
また一歩前進、と心の中でガッツポーズ。
な「ありがとうAちゃん!」
『ううん、良いんだよ』
さとみくんが歌いながらこちらをちらりと横目で見てきた。
自分のパートがそろそろ終わるようだ。
Aちゃんがマイクを手にとる。
な「直接会うのが難しいならディスコでもなんでも、日程もこっちが合わせるから」
『いや、それは大丈夫』
マイクのスイッチを入れながらそう言う彼女に首を傾げる。
Aちゃんがこちらを見る。
その目には、心做しか緊張の色が浮かんでいる。
しかし、一瞬の瞬きのうちにそれは消え
今は、先程の悪戯な笑み。
思わずどきりとしてしまう。
『大丈夫、
…今から会わせてあげるから』
そう言うと、彼女はマイクを掲げて大きく息を吸い込んだ。
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月 - 待って読み途中でクロの正体当てた私凄くn((殴スミマセンデシタ。凄く面白いです! (2021年4月1日 18時) (レス) id: 9562a43608 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぽ(プロフ) - へかーてぃあ@夢見月さん» またまたコメントありがとうございます!わたしが推されるのなんぞ勿体ないの極みですので是非今後とも推しくんを推していってくださいませ...!!! (2020年8月3日 0時) (レス) id: 3018b56d1a (このIDを非表示/違反報告)
へかーてぃあ@夢見月(プロフ) - あッ、待って下さい!何か作品の神度が上がってる!!え、ぽっぽ推しになりたい!(切実) (2020年7月30日 14時) (レス) id: 2de6a67b50 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぽ(プロフ) - $さん» またもやコメントありがとうございます...!ありがたいことにたくさんの人に読んでいただけて嬉しいかぎりです(*´v`*)これからの流れも楽しんでいただけると幸いです! (2020年7月23日 16時) (レス) id: 3018b56d1a (このIDを非表示/違反報告)
$ - なんか、有名になってる…。凄い!!夢主ちゃん、ついに加入…?更新待ってます (2020年7月21日 15時) (レス) id: d5f4fe44f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽっぽ | 作成日時:2020年5月24日 5時