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Aside



"おえ"ぇぇぇ…っ"



そんな声が聞こえ目を覚ます


A「ん…、あ?」



目の前には顔色の悪い氷雨がいた


朝からそんな声で起こしやがって…



A「うっ…」


氷「へっ…お、前もじゃねぇか…お"ぇっ」



そして思い出す


酒を飲んだあの夜からまる二日酒を飲み続け


今はそれから…



A「三日目の…昼前か、」



それより



A「吐くなら他でやれ!わっちの部屋で…吐く……な、お"ぇっ…」



トントンッ



?「天華太夫、今日の夜はお偉い様が来るから準備をしておけとの事です。」



あ…下僕か



下「それと、氷雨太夫にも伝えておけと言われたのですがいらっしゃらなくて…どこへ行かれたか知っておられますか?」


だめだ…


気持ち悪すぎて返事ができん…



下「太夫?天華太夫?……何かありましたか?………失礼します!!」



するとうるさく戸が開く



A・氷「お"え"ぇぇぇぇぇ」



下「太夫ぅぅぅぅ!?何やってんですかあんたら!!?」


うるさい…頭に響く


下「氷雨太夫!ここに居たんですか?!」


氷「うるせぇぇぇぇ!!頭に響くだろぉが!!今何時だと思ってんだ?!」


下「いや、今昼前ですから?!あんたが何時だと思ってんですか!?!?」



下僕はもう取り乱して言葉がなっていない



A「氷雨…お前の声が一番頭に響くんだよ!」


氷「じゃかあしいわっ!!お偉い様だぁ?!知るかんなモン!!」


下「そ、そんな!氷雨太夫!どうかお考え直しください!!」


A「わっちも今日は無理じゃ、他のものに頼んでくれ」


下「天華太夫まで?!そ、それが今日ばかりは!!」



この世の終わりのような顔をして焦る下僕



A「なんじゃ…そんなに大事な客なのか」



下「はい…それにそのお偉い様は、天華太夫と氷雨太夫…この男吉原の花魁2強と呼ばれるお二人をと…」



A「…気に入らんな」



氷「意見が合うじゃねぇか天華」



下「そ、そこを何とかっ!!」



氷「おっ!いいこと思いついた!!」



A「なんだ急に声上げおって」



氷「今日の夜だな?花魁二人、引き受けた!」



A「…は?!何言ってっ」



氷「お前は下がっていいぞ」



下「はっ!失礼いたしました。」



下僕は下がり、



A「またお前は勝手に!」



氷雨を睨む



氷「まぁまぁ、話をきけ」




そういった氷雨の顔は


悪戯を思いついた子供のよう顔だった

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ましゅ(プロフ) - 晋陽さん» 絵にふれてくれてありがとうございます(泣) 嬉しいです! 頑張ります´`* (2017年3月30日 20時) (レス) id: 306c2b1b2f (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - ピーヤさん» ありがとうございます!頑張ります´`* (2017年3月30日 20時) (レス) id: 306c2b1b2f (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - 作者さんのちびキャラは可愛いですね!羨ましいかぎりです!更新がんばってください! (2017年3月30日 19時) (レス) id: 698e01f38a (このIDを非表示/違反報告)
ピーヤ - このお話とってもはまりました!(* ̄∇ ̄*)更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2017年3月30日 18時) (レス) id: 4ae51749d7 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 碧さん» 嬉しいです手が震えます!ありがとうございますっ頑張ります´`* (2017年3月30日 12時) (レス) id: 306c2b1b2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましゅ | 作成日時:2017年3月25日 22時

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