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Aside



A「申し訳ありません…僅か、失礼致しんす」



耐えられなかった


怖かった


逃げる事しか出来なかった




氷「天華っ、!!」



本当はその声も無視して


早くこの場から消えたい



A「少しだけだ…、すまぬ」



そう言ってわっちは花籠の間をでた


何も無いようにゆっくり戸をしめ


そして


わっちは逃げるように必死に廊下を走った



A「はぁっ、はぁっ…はぁっ、」



前も後ろも分からないほど


ただ、遠くへ、遠くへ



その時、



グイッ



A「ぅぁッ、!?」



急に視界がぐるりと周り



ドンッ




A「っ、う…」



背中に痛みが走る


…壁?



わっちは目を見開いた。目の前に…




?「よォ、そんなに走ってどこ行く気だァ?」



なんでここにいる、



A「…離してくんなましっ、主さん」



男はわっちの手首を掴み


壁に押し付ける



銀「んだよそれ……お前、何でここにいるっ、今まで何してた!!」



そう言って男は顔を歪め


わっちの手首を掴む、その手の力を強める




A「いっ…たいでありんすっ」



銀「お前…Aだろ、」




だめだっ…



A「うぅっ…グスッ、いやっ……い…やぁっ」



もうわけがわからん


どうして涙が溢れてくるのかさえも



銀「っ、泣くなよ」



男はそう言って着物の袖でわっちの涙を拭った



銀「A……」



呼ぶな…っ


そんな優しい声で



A「っ、人違いでありんす。あちきは、そんな人知りんせん」




お願い…だから




A「離してくんなましっ」




そんな顔をしないでくれ

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ましゅ(プロフ) - 晋陽さん» 絵にふれてくれてありがとうございます(泣) 嬉しいです! 頑張ります´`* (2017年3月30日 20時) (レス) id: 306c2b1b2f (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - ピーヤさん» ありがとうございます!頑張ります´`* (2017年3月30日 20時) (レス) id: 306c2b1b2f (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - 作者さんのちびキャラは可愛いですね!羨ましいかぎりです!更新がんばってください! (2017年3月30日 19時) (レス) id: 698e01f38a (このIDを非表示/違反報告)
ピーヤ - このお話とってもはまりました!(* ̄∇ ̄*)更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2017年3月30日 18時) (レス) id: 4ae51749d7 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 碧さん» 嬉しいです手が震えます!ありがとうございますっ頑張ります´`* (2017年3月30日 12時) (レス) id: 306c2b1b2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましゅ | 作成日時:2017年3月25日 22時

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