消えた友は夜の華に ~男花魁~【銀魂】

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銀時side



日｢にしても、本当にここはすごいねぇ｣


月｢あぁ、これ程までとは思わなんだ｣



…人が多すぎだっつーの！！


暑ぃ…んだよここ


はやく酒…酒を





日｢見えてきたね｣



そう言った日輪の視線の先を見る



銀｢…立派すぎやしねぇか？｣




堂々と建ち赤く輝く


驚く程でかい遊郭


ここで花魁、そう呼ばれる奴は


一体どんな男なんだ



そんなことを思ってた時



ﾊﾟﾘｰﾝｯ!!



？｢きゃあぁぁぁッ！？｣



銀｢なんだァ？！｣



すぐ近くで何かが割れる音と


叫び声が聞こえた


すぐにそこへ駆け寄る



銀｢…酒瓶？｣



割れていたのはまだ酒の入った酒瓶だった


どこから…



ふと上を見る



するとそこには



銀｢…？！｣



遠くてはっきりは見えなかったが


遊郭の屋根の上に二つの人影があった


その影は遊郭の中へと消えていった



神｢私見てたアル。それ、上から落ちてきたネ。何者アルか｣



さっきの奴らか…



銀｢…わからねェが、気ィつけとけ｣



ここ、何かあるかもしれねェな



新｢銀さん！何があったんですか？！｣



銀｢上から酒瓶が落ちてきた。ただ、まだ分からねェが屋根の上に人影があった。｣



月｢わっちも見たぞ、ここは危ないかもしれんな｣




俺達の間に緊張感が走る



誰かを狙っていたのか…それとも



ここ遊郭の人間を狙っているのか？



…一体誰が、何をしたかったんだ

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