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高杉side



A「…人違いでありんす、離してくんなまし。」



人違い…んなはずねぇだろ


俺は一日たりともお前を忘れたことはない


昔から男にしては可愛らしい、綺麗な声


吸い込まれるような真っ直ぐで綺麗な瞳


近づけば優しく鼻に届く甘い香り


触れた時のあの温度も…



高「…俺ァ、高杉晋助だ。」



人違い…なら何で


俺を見て目を見開く


何でそんな苦しそうな顔をする



神「ねぇ、天華太夫。酒注いでヨ^^」



ガキのそんな声が聞こえて


A…天華と呼ばれた男は離れてく


人違い…そう言うのなら


俺は何も言えない


俺はただ、天華という男を


見てる事しかできなかった


その時



バシャッ



花魁達は持ってた酒をガキと万斉にぶっかけた



神「……」


河「……」



…何してんだ



阿「だ、団長」



ここにいる全員がその状況についていけない



A「おい、氷雨。話が違うぞ」



天華太夫の雰囲気がガラリと変わる



氷「いや、普通はすぐ怒って騒ぎ出すだろ?!」


A「お前がいい事思いついたと言ってそれを信じてやってみれば……このざまか!」


氷「あ"ぁ"?!それに結局はのったお前がなにぬかしやがる!!」


A「お前の馬鹿な考えのお陰で今こうなってるのだ!少しはその使えない小さい脳をつかえ!!」



二人の花魁は座敷の真ん中で言い合いを始めた


何考えてるのかわからねぇ


さっきまでの気品溢れる太夫達は


もう別人にしか見えない



その時、



パァンッ!!

キーンッ!!



二つの音が響いた


一つは銃声


天華太夫が撃たれた弾を隠し持っていた短刀で弾く


一つは刀と刀がぶつかり合う音


また氷雨太夫も隠し持っていた短刀でおさえる



来「貴様ら!晋助さまの前でなにしやがる!!」



お前が何してやがる



A「すまぬが、そこの女。銃をおろせ」


氷「男、刀をおさめろ」



その言葉で空気が変わる



氷「ここでは俺らが掟」



A「お主ら、何をしてるか分かっておるのか」



そう言って花魁達は睨みを利かす



A「女、聞こえなかったか」



人に恐れを与えるその凛とした声と目


銃弾を弾けるほどの刀の腕


どこをどう見たらA…お前じゃないと言える

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ましゅ(プロフ) - 晋陽さん» 絵にふれてくれてありがとうございます(泣) 嬉しいです! 頑張ります´`* (2017年3月30日 20時) (レス) id: 306c2b1b2f (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - ピーヤさん» ありがとうございます!頑張ります´`* (2017年3月30日 20時) (レス) id: 306c2b1b2f (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - 作者さんのちびキャラは可愛いですね!羨ましいかぎりです!更新がんばってください! (2017年3月30日 19時) (レス) id: 698e01f38a (このIDを非表示/違反報告)
ピーヤ - このお話とってもはまりました!(* ̄∇ ̄*)更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2017年3月30日 18時) (レス) id: 4ae51749d7 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 碧さん» 嬉しいです手が震えます!ありがとうございますっ頑張ります´`* (2017年3月30日 12時) (レス) id: 306c2b1b2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましゅ | 作成日時:2017年3月25日 22時

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