人間と悪魔のお話(Part2)

78話 ページ42

アクドル騒動から数日特に何もなく、ただ授業も順調に進む日が続いていた

今日の魔術は基礎の魔術『変化の魔術』を学ぶ
バビルスには多くの生徒がいる為、授業の時は他のクラスと混じってする事が主

真面目にやる奴もいれば、ふざけて授業を聞いていない者も居る

ク「見てみて！Aち！蛇！」

『分かったから、ソレを収めろ…』

ク「はーい」

こんな事が続く日なので正直、何もなくてホッとはしている

モ「では今日は"変化の魔術"を学びます」

魔獣基礎学はモラクス・モモノキ教師が教える
この教師は効率よく授業を進めるので個人的には好きな教師だ

モ「この瓶の中のカエルに向かって呪文を唱えて下さい。では……入間くん！やってみて」

入「はっはい！」

モ「呪文は『チェルーシル』ね」

『緊張してるな』

ア「入間様だぞ！大丈夫に決まってる！」

『そうだな』

アズのイルマ愛が強いのはいつもの事だが、めんどくさいな

入「『チェルーシル』」

イルマが呪文を唱えると、カエルは徐々に色が黒に変わっていく

モ「はい！色が変わりましたね！
キレイな黒です！よくできました

このように変化魔術はーー…」

ア「お見事です入間様！」

『上手いな』

入「ありがとう…」

イルマは照れながらも嬉しそうだった



こうして授業は終わり終わり次は昼御飯の時間

ア「本日はAランチにしますか」

入「うん！AもAにする？」

『そうだな…特に気になるものがなければソレにする』

ク「食堂まで競争！！」

クララが突然そう言い走りだす。

は？いきなりだな

ア「あっ！コラ！鞄を持っていくな！」

『クララ！いきなり走るな！』

走って誰かにぶつかれば面倒くさい事になるのは目に見えてるので止める為私もクララを追っていく

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