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最終調整
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「…！！
っ、HiMERU〜！」
「A」
先日電話で話したきり、再び全く会話をしていなかった私とHiMERU。
私は想いがこみあげて来て、思わず大声を出してしまった。
「久しぶりだね、HiMERU」
「はい、久しぶりです」
抱き着きたい気持ちを抑えて、ゆっくりと歩きながら側へ行く。彼も同じようだった。
「…あの、A」
「…はい、」
「抱きしめても、良いですか？」
「…はい、良いですよ」
HiMERUと同じ気持ちだと思うと、想いが込み上げて来てしまう。
そして、私とHiMERUはお互いに抱きしめあった。
…暫くして。
「いつまでも、こうしていたい気分ですが由紀の【SS】出演まで間もないですからね。
“最終調整”を行いましょうか」
「うん」
私とHiMERUは定位置に着き、メトロノームと音楽に合わせて踊り始める。
レッスンルームには靴の擦れる音と息遣いの声が聞こえる。
《『そういえば今日は君の誕生日だったね』》
そして歌い始める。確かに、こうやって合わせるのは初めて。
だけど、HiMERUが合わせているのか、私が合わせているのかは定かではないがスムーズに進んでいく。
立ち位置を移動する際も一切ぶつかったりしない。
《悲劇は時に喜劇となる》
そして、曲が終わる。
「…っふぅ、」
「初めてですけど、かなり合いましたね」
「うん、本当に初めてなのかっていうくらいにね」
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亜莉須(プロフ) - 絆さん» コメント有難う御座います…！両方同じぐらいのペースで進めて行く予定ですので、是非どちらもお読み下さい！ (2020年8月3日 10時) (
レス) id: 9b8c47a982 (このIDを非表示/違反報告)
絆 - ↓HIMERUさんと表記してしまいました……！すみません！HiMERUさんです！ (2020年8月3日 8時) (レス) id: da343c4ed4 (このIDを非表示/違反報告)
絆 - 選択肢が分かれる小説というのが初めてだったのでとってもわくわくしました！！両方とも気になるので見たいのですが、とりあえずHIMERUさんから読もうと思います！！無理せずお体にお気をつけて更新頑張ってください！！ (2020年8月3日 8時) (レス) id: da343c4ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜莉須 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/arisu2wrwr3/
作成日時：2020年7月27日 17時
