八十三話目 ページ39
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貴女 Side‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
Gu「えー、それでは今年度の運動会について話していくぞ。」
何事も無く、翌日の朝となった。
私と大先生、コネシマさんの三人で生徒会室へと向かうと既にメンバーが揃っていた。
To「――って感じやな。何か質問ってあるん？」
一通り説明を終わると、何か質問はないか聞いてくるトントンさん。
質問も終われば、生徒会室が軽い雰囲気に包まれた。
Uu「いやぁ、助かるわぁ〜。お昼前に終わる運動会はマジでありがてぇ。」
『？
どうして？』
Uu「俺とグルちゃんはさ日差しとか暑いの苦手なんよ。」
『あぁ…』
私も決して暑いのが好きと言うわけではない。というか、殆どの人は暑いのは好きではないだろう。
しかし、昨日のグルッペンさんを見る限りは本当に日差しに弱いのだと思った。
顔色が悪く、今にでも倒れてしまうんじゃないのかと思ったほど。
Ke「そうか？
暑い方が寒いよりええやん。」
Uu「え、マジで言うとるのお前。
暑いより寒い方が断然ええわ。」
Ke「えーマジかぁ…」
その後も何故か意味の無い討論を繰り広げ、私はアンジュさんにまで飛び火がかかってきた。
So「どっちが好きなんすか！二人は！」
An「『え…？！』」
訳わからない討論に巻き込まれたくないと思っていたけれど、それは叶わず。
私とアンジュさんは顔を合わせ、小声で会話する。
『ど、どうしましょう…？』
An「と、とりあえず皆がどっち派なのか聞いていい感じに調和を取りましょう。」
『そ、そうですね。』
An「み、皆はどっちが好きなの？」
Zo「それはあとで教えるから早く二人はどっちなんか教えてクレメンス！！」
そのゾムさんの発言で、私の額に冷や汗が流れる。
けれどそれはアンジュさんも同じなようで。
An「…え、えっとぉ〜、Aさんはどっちなんですか？」
『…本音を言えばどちらも好きでも嫌いでもないです。』
An「…私もです。もうそう言っちゃますか？」
『…そうですね。』
偶然にも私とアンジュさんの意見が噛み合い、皆に向き合った。
An「えぇと、私たちは寒いのも暑いのも好きでもないし、嫌いでもないです！」
「え゛」
生徒会メンバーの私とアンジュさんを抜いた全員が声をそろえて野太い声を出した。
…私たち、なんでこんなことで討論してるんだろ。
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亜莉須(プロフ) - みるくプリンさん» みるくプリンさん！沢山あるのに本当に有難う御座います！読ませて頂きます！ (2020年8月4日 20時) (
レス) id: 9b8c47a982 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - お待たせしてしまい申し訳ありません！【続編】イベント参加者様の作品をアドバイスさせて下さい！と言う作品に書かせて頂きました。見て頂けたら嬉しいです。それと右の☆をポチらせて頂きました。 (2020年8月4日 20時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
亜莉須(プロフ) - クラウィンさん» コメント有難う御座います…！これからも日々、更新に努めて参ります！ (2020年5月6日 20時) (レス) id: 9b8c47a982 (このIDを非表示/違反報告)
クラウィン(プロフ) - 貴方様の紡ぐお話が好きです…！オチが誰なのかwkwkです！更新頑張ってください…！ (2020年5月6日 19時) (レス) id: 6503b3063e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜莉須 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/arisu2wrwr3/
作成日時：2020年3月30日 16時
