七十四話 突入２ ページ39
今回から電話以外にも、ザックのセリフは『』の中に書きます。
夢主以外の人に聞こえないという意味を持たせるためです。
メモに書いた文字は［ ］で囲みます。
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「さてと、ここであってるよね」
『はい、間違いありません』
携帯から聞こえるリーファの声はそう頷く。
日が暮れ始めた夕方。
家から徒歩十分の位置にあるとあるビル。
その扉の前に今私とザックは立っている。
その扉を開けて長い階段を降りながら考えにふける。
いや、近くない？
いくらなんでも徒歩十分て、近すぎくない？
てっきり私は電車を使ったりするものだとばかり思っていたから、
リーファから歩いていけると聞かされた時には戸惑った。
そして現在も戸惑ってる。
というか、半信半疑だったりする。
中に入ってるし今更だけどね。
「本当に、あってるよね」
『はい、間違いありません』
『しつけぇ』
階段を降り切ると見えた大きめな扉。
不安になり再度確認すると、
リーファにさっきと全く同じ返しをされた……冷たい。
突入前からライフを削られてしまった。
「じゃあ、い、いくよ……」
『何かあればまたこちらから連絡します』
リーファはそういって電話を切った。
途端心細さが身に沁みだす。
それを補うため、無理やりテンションを上げてザックに絡む。
「よし、ザックん、準備はいいかね」
『変なあだ名付けるのやめろ。ほら、さっさと行くぞ。』
「あああ、待って、まだ心の準備が……！」
『俺はソフィアの言う作戦ってやつ聞かされてないんだから、
お前が先頭に立たなきゃならないんだぞ』
私がぐずぐずしていたせいだろうが、
ザックは私の訴えを無視してビルの扉を開けた。
私が先頭なんだったら、ザックは扉を開けたらだめだろう。
何を勝手な行動してくれてるんだ。
作戦と呼べない作戦を考えた私が偉そうに言えることではないが、
そう思って少しムッとした。
しかしその表情もすぐに崩れる。
ザックも珍しく焦っていた。
ここでもしザックが私の言うことを聞いていたら。
もう少し時間をおいてから扉を開けていれば。
いや、それでも結局どこかで見つかっていただろう。
だとしても、少々早すぎじゃないだろうか。
『あ、やべ……』
「やべじゃないよあんたどうしてくれんのさ」
固まった私たちの前に立っていたのは、
オルガンと、神父様だった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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玲瓏なる蒼玉（玲玉）(プロフ) - フィフティーン（fifteen）は15歳で、50歳はフィフティー（fifty）ですよー。 (2021年7月25日 7時) (
レス) id: 5a18d9bf53 (このIDを非表示/違反報告)
玲瓏なる蒼玉（玲玉）(プロフ) - はじめまして、玲玉です。面白くてハラハラドキドキしながら読ませてもらっています。69話を読んでいて気付いたのですが、夢主の合計年齢は13+10+7+20=50歳のはずですよね？ それが69話の作中で「私の合計年齢知ってるか、フィフティーンだぞ」と15歳になっていますよ。 (2021年7月25日 7時) (レス) id: 5a18d9bf53 (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣華(プロフ) - アドバイスありがとうございます。誤字に関してはもう一度読み直して修正します、すみません。矛盾点は、私も探してみたのですがわからなかったので、どのあたりが矛盾しているのか教えていただけるとありがたいです。名前が変わるのは、主人公のことでしょうか？ (2018年8月28日 22時) (レス) id: 9adbf105ee (このIDを非表示/違反報告)
街灯 - 色々誤字ってますよー。神を髪とか、その他諸々。それと、話の内容が矛盾しまくっています。名前もいきなり変わって訳がわかりません。ただでさえ殺天は少し分かりづらいものなのでもう少しちゃんとした説明や補足が必要かと思います。 (2018年8月28日 18時) (レス) id: 7d4c9e6c72 (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣華(プロフ) - ツナマヨさん» その反応と、もう一つで迷ってます。どっちの展開も捨てがたい…… (2018年5月4日 20時) (レス) id: 9adbf105ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠衣華 | 作成日時：2018年4月2日 13時
