【211】 ページ18
(Side N)
しばらくすると、ふと、静かな時間が流れた。
相葉くんが、二人の手を見つめながら話始める。
相葉「絡まれて俺が助けた時、、、あの時から記憶……あったの？」
二宮「記憶はあった。
でも、それが相葉くんだって気づいたのは、少し経ってから。」
相葉「……その時は……俺のこと、どう思ってた？」
二宮「……好きだったよ。」
相葉「……ごめん。
俺、すげー辛い思いさせたよね……。
ひとりだけ記憶があるって……。」
俺はゆっくり首を振った。
二宮「俺、すげぇ色んな人に支えてもらってたから。」
そう言うと、相葉くんは優しく微笑んだ。
相葉「事故の日……
あの日、店で話した時
ニノの涙を初めて見て……。
そしたら、記憶が
走馬灯のようにぶわーって蘇ってきて……。
それで必死に追いかけた。
あのまま見失ったらもう会えない気がして……。
事故にあって眠ってる間に……夢を見たんだ。
思い出した風景が鮮明に映像で見えた。
絡んできたでっかい男たちを睨み付けて、全く怯まなかったニノの強い目に惹かれたこと。
手を繋いで必死に走ったこと。
神社で毎日一緒に星を見ていたこと。
突然、会えなくなって気持ちが抑えられなくなったこと。
最後に俺を抱えて泣いていたニノの悲しい顔……。
そしたら、不思議とその後も見えたんだ。
残されたニノが……俺を追いかけたこと……。
俺……
胸が引き裂かれるほど悲しくて……。
ニノに会いたい
ニノに会いたい
そう、必死に願ったんだ。
そしたら、目が覚めた。」
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ありす(プロフ) - ジャムさん» お久しぶりです(≧∇≦)お元気かしらと気になっておりました！！またコメントしてくれてありがとうございます(*^^*)お山、出てきましたね( ´艸｀)前世、私もこれを書いたおかげで、自分は何だったんだろう？て時々思っちゃいます(笑) (2015年10月17日 2時) (
レス) id: f9e479aa77 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 雪架さん» コメントありがとうございます(*^^*)感想をいただけるととっても嬉しいんです(//∇//)約束って相手が覚えているだけで嬉しいものですよね。この二人の約束はずっと心に残っていたので、今回果たせて私も嬉しい＆満足です(笑)7章もよろしくお願いします(о´∀`о) (2015年10月17日 2時) (レス) id: f9e479aa77 (このIDを非表示/違反報告)
ジャム(プロフ) - いいいいいいいいいい！やっと読めました！！！！本当に幸せですね。わたしの大好きなお山も恵めたことですしね((( それはさておき、この小説を読むと、私も前世を気づかずに生きてるのかなって思っちゃいます！小説みたいな事があったらすごくロマンチックですよね！ (2015年10月17日 2時) (レス) id: 0f315f0b70 (このIDを非表示/違反報告)
雪架(プロフ) - お邪魔いたします、ずっと楽しませていただいていたのですが、我慢できず失礼いたします。約束が果たされるって、小さなことでも嬉しいのに、こんな陽の目に当たる素敵な形で…彼らはきっと幸せですね♪7章も追いかけさせてください。 (2015年10月15日 10時) (レス) id: dfc0dc1d1e (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - ケイ♪さん» コメントありがとうございます(*^^*)両想いのにのあいを書くのが楽しい今日この頃です( ´艸｀)おさまりきらずの経験ありますか！自分では全然おさめる予定だったんですけど、あれもこれもと書いてたら(;^_^A 次こそは最終章！頑張ります♪ (2015年10月14日 8時) (レス) id: f9e479aa77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす
| 作成日時：2015年8月4日 17時
