8話ハルトの正体 ページ10
「ちーっすA!おはよう」
ハルトくんが来てからいじめはすっかり無くなった
彼が先生に言ってくれたらしい
愛徳は凄く怒られたそうだ
ハルトくんは私に昔話をしてくれた
幼稚園のころ
私たちはいつも色んなことで競い合っていた
主に背比べ。
いっつもAが勝っていた
背を測る度に
「お前、これからヒール履くなよ」
と拗ねていたらしい
そしていつも手を繋いで歩いているほど仲良しだった
先生たちも微笑ましく見守る
それから卒園式を終え離ればなれになってしまう
「ハルくん!またね!」
「A!次会った時にはお前よりもっと大きくなってるからな!」
「私だって負けないんだから!」
そんなことがあったのかと、思っていると
「俺、Aより大きくなったろ??」(^^)
(覚えてないのが申し訳ない、、、)
その後世間話をした
少し仲良くなった気がする
そんなことをしてるうちに
朝のHRが終わり
いつもと違う時間が過ぎていった
お昼になって龍虎くんが登校した
ハルトくんと話していると何故か睨まれた
「龍虎くん、この前はありがとう。」
「俺に構うな」
受験の時とは違う雰囲気だった
何かあったのだろう
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作者名:aris | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aris11271
作成日時:2021年2月9日 16時