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24話お見舞い 龍虎目線 ページ30
俺、滝は全てを失った
好きだったAも、
父のようにしたっていた真壁さんも
俺の知っている母親の姿も
もう何も残ってない
警察に連れていかれる母は最後に
「こんな母親でごめんなさい。幸せになってね」
その言葉を聞いた俺は
気づいたら泣いていた
なんて馬鹿なんだろう。
思い出させようともせず勝手に落ち込んで
勝手にグレて、全ての人を失って
自業自得だったのかもしれない
体調が復活してから俺はAのお見舞いに毎日行くことにした
好きだった曲、好きだった花を添えて
神にさえ祈った
あの事件から数ヶ月後、Aは意識を取り戻した
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作者名:aris | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aris11271
作成日時:2021年2月9日 16時