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[太輔side]
藤「A〜〜でたよ〜〜〜
ってなんでベランダにいるの〜〜」
ったくパジャマのまま外出ちゃって。
風邪ひくだろ〜〜
「あ、おかえり〜」
藤「ほら、これ着なさいな。」
「ふふふ ありがとう。」
藤「風邪ひくだろ〜〜気をつけてよ〜?」
「は〜い(笑)」
そう返事をすると
雨が沢山降っている夜空に再び目を向けるA。
藤「………天の川 みえないね?」
「……そうね〜」
藤「なんかちょっとだけ寂しいね?」
「………織姫と彦星 会えたのかな?」
何を言い出すかと思ったら
すんごく可愛いこと言うから
思わずニヤケそうな顔を隠すように空に向ける。
藤「会えてるといいね。」
「もし今日会えてなかったら来年まで2人会えないのかな?」
((ギュッ))
俺の顔を覗き込むように目を合わせようとするから
ニヤケを隠したくて
柵に手をついてるAを後ろから抱きしめる。
「ヘヘッ 太輔あったか〜い♪」
藤「ほらA冷えちゃってんじゃん。
部屋戻ろ?」
「ん〜待って!お願い事する!」
綺麗な手を顔の前で合わせて
綺麗な横顔で空に向かってお願いをしてるAをみて
思わず笑みが溢れた。
「よしっ!」
藤「何お願いしたの??」
「……織姫と彦星がちゃんと会えますように!って!」
藤「え〜〜 俺らのことじゃないの?(笑)」
「…したよ?///ちゃんと!」
藤「え〜〜 なんてお願いしたの〜〜〜(笑)」
「言わない///
ほら、太輔も!」
藤「え〜〜(笑) わかった(笑)」
---Aと2人でずっと笑い合ってるところを見守っててください。
あ、あと俺らの活躍も見守っててくださいな。
藤「おーわりっ♪」
「ちゃんとお願いできた??」
藤「もちろん♪
Aとずっと笑いあってるところを見守っててねって♪」
「見守っててね……なの???」
藤「もちろん。
だってずっと一緒にいるのは決まってるでしょ??」
「…///」
藤「顔真っ赤ですけど〜〜〜?(笑)」
「……アリガト///」
藤「どーいたしまして♪
ほら、戻ろ?」
「…ウン//」
雨が降っても
例え無理矢理離されちゃったとしても
Aの側にいるよ。
だから安心してね?
fin*
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作者名:ありぴろ* | 作成日時:2019年7月17日 10時