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*
[Aside]





藤「じゃあ、行ってきます。」



「うん。行ってらっしゃい。
頑張って。」



藤「日曜何時に来る?」



「土曜日の夜に行っちゃおうかなって思ってる。」



藤「んーじゃあ ホテルの場所送っとくから来てよ。」



「え、でもホテル取っちゃったし……」



藤「いいから来て?」



「でもキャンセル代………」



藤「俺が払うから。来て?さみしい」



「……わかった。着く時間分かったらまた連絡するから。」



藤「ん。きて?Aギューしよ。」


「ん。」






藤「フフッ Aもう俺の香水つけたの?」


「ダメだった?」


藤「そんな訳。」







私を抱きしめる太輔の腕はいつもよりちょっと強くて。

不安なんだなって。









「……太輔がんばれる?」


藤「…頑張るよ。」


「ほんとに?」


藤「もちろん。」


「泣いちゃダメだよ?」


藤「わかってる」


「キングちゃんと出来る?」


藤「もちろん。」


「誰のため?」


藤「Aのため。」


「馬鹿。違うでしょ。」


藤「え、ダメなの?」


「ファンの子のためでしょ。」


藤「そうだね。そうだった。」


「みんなにありがとうって沢山伝えてらっしゃい。」


藤「フフッ」


「何よ(笑)」


藤「Aが母さんみたい(笑)」


「こーんな大っきい子供産んだ覚えありませーん(笑)」


藤「ハハッ
うん。ありがとう。
元気出た。」


「え〜?元気なかったの〜〜〜〜?(笑)」


藤「いや、更にってことよ(笑)」


「フフフッ
じゃあ行ってらっしゃい。
また土曜日。」


藤「チューする?」


「しない。」


藤「ええ〜(笑)」


「明日ね。」


藤「フフッ は〜い(笑)
じゃあ行ってきます!」


「行ってらっしゃい♪」





ガチャ




「ヨシッ♪」







人一倍何かを抱え込んじゃう太輔だから、
私がいることで少しでも太輔の不安が無くなるといいな。








fin*

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作者名:ありぴろ* | 作成日時:2019年7月17日 10時

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