偽り結婚２ 【Ryousuke.Y】

偽り結婚２『１１』＊過去編 ページ12

A
「ここでいいんですか？」

侑李
「う、んっ。ありがとう」

A
「いえいえ笑、じゃあこれで」

侑李
「まって！」




じゃこれでって言って準備室をでる君を僕は止めた。







侑李
「名前なんていうの？」





僕が自ら女の子に話しかけたのはA
君が初めてだよ。





・


A
「Aっていうの。よろしくねっ」



・




僕の初恋だった。
なんかわからないけどビビットきて…。




君から目が離せなくなったんだ。



・








僕が女の子にこんな感情を持つなんて初めて。
これが…恋っていうのもの、…？







「知念さーん？見てましたよ？」




そういって誰かが話しかけてきた。
涼介かな…？





・



大貴
「知念から女の子の名前聞くなんてめずらし」







侑李
「大貴っ…まさかみて…」

大貴
「あったりっ」




そういって僕の前に来て
満面の笑みを浮かべてピースしてくる。








・






大貴
「知念にも恋出来るんだ笑」






は…？
恋？そんなの僕しないし。






・









初めての恋はここから始まったのか…。

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