メロンパン【Daiki.A】

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SideA


その時、ｶﾗﾝｶﾗﾝと音がして

1人の男の子が来店した。

かなりのイケメンさん。


大貴「お、山田ー、こっちこっちー！」


え、有岡くんの友達なの！？


「あ、大ちゃん」


圭人「山ちゃん、来た来た」


山ちゃん？もしかしてさっきの山ちゃんさん？

女じゃなくて男だったの！？


「よっ！……えーっと……

誰？」


大貴「桜庭恋鈴ちゃんと松島聡くんと

その双子の妹のAちゃんと

俺の中学ん時の友達の伊野ちゃんこと

伊野尾慧！」


「初めまして。山田涼介です」


そう山田くんはニコッと微笑んだ。







あの後すぐ他のお客さんが来店して

私はカウンターに戻った。


そして、連絡先を交換しないまま

みんな帰ってしまった。

聡がせっかくチャンスくれたのに……。


って、私なに考えてんの。







バイトが終わる頃にまたｶﾗﾝｶﾗﾝと音が鳴った。


A「いらっしゃいま＿＿、有岡くん！？」


そこにはさっき帰ったはずの有岡くんがいた。


大貴「ごめんね！ちょっと忘れ物しちゃってさ」


そう言って有岡くんは飲食スペースへ向かった。

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