Case of Yuto ページ1
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「ちゃんと、好きになったらすぐ言ってね、俺はずっと大好きだから、、、大ちゃん」
やった、誠実こそ勝利。大ちゃんは俺の。
うるうるの瞳に俺を映した大ちゃんの頬を手のひらで包んで優しくキスをした。
大ちゃんの頬から熱が伝わって、目を開けると顔が赤くなった大ちゃん。
愛おしい。
絶対誰にも渡さない。
「な、中島、、さん、、」
「裕 ○って呼んでよ」
「え、、、、は、、恥ずかし、、、」
「ほら、言ってみて」
「ゆ、、、裕 ○、、くん、、、」
仔犬みたいな顔で俺の目を見て、裕 ○くんって、、、。
こんなに可愛い大ちゃんを独り占めできるなんて。
「、、、可愛い、、好き、、大貴」
あぁ、もうすぐにでもメンバーに報告して、大ちゃんに近づく悪どい影を蹴落としたい。
でも大ちゃんは言った。
この関係は誰にも内緒だって、俺と大ちゃんが付き合っているのは誰にも秘密だって。
俺はアイドルだから、気を使っているのか分からないけどお試し期間中に機嫌を損ねる訳には行かない。
「わかった、誰にも言わないよ」
大ちゃんはふんわりと微笑むと、また俺に唇を寄せてきた。
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「大ちゃん、、、いいの?」
「、、、、いいよ、、?」
大ちゃんは見たことないような甘い顔で俺を誘う。その顔は誰にも見せたくない。
「大ちゃんは、、、その、、、男とするのハジメテ??」
意を決して聞くと大ちゃんの瞳は大きくなって揺れて、うんって言った。
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作者名:ありるん | 作成日時:2021年9月16日 23時