【安室透】帝丹高校の高嶺の花に恋をした。２【赤井秀一】

花が四十七輪。 ページ4

安室side

安室｢ちょっとここで読んでもいいですか！？｣

ここはすごい！

そこらの図書館よりも品揃えがいい！

しかも無料で読めるとは…

A｢どうぞ？笑｣


安室｢ありがとうございます！！！｣


A｢じゃあ、私たちは勉強しましょ。｣


園子｢はいー！｣


蘭｢うん！｣

バタン

英語版もいいな。翻訳する前だからやっぱり内容違うし。

まぁ、難しいけど…

ハリ〇ポッターとかイギリス英語だからもっと分かりにくい。

何を読もうか…

安室｢ん？｣

Aさんの写真アルバム？

見たらダメだ…でも見たい……うっ……


少しくらいならいい…ですよね……？

ペラッ

安室｢わっ！小さい！｣

２歳ぐらいの写真かな？

今と同じ黒髪ロングだけど顔が今より丸くて幼いなぁ……

安室｢可愛い……(ボソッ｣

あとちょっとだけ……

────────

安室｢あれ？｣

あれから３０分。

ずっとアルバムを見続けていたらあることに気が付いた。

小３〜中２の間の写真がない。

まぁ、アメリカ行ってたからか？

でも、その後の写真はある。

中学校の卒業式の写真と高校の入学式の写真。

それと、蘭さんや園子さんと撮った写真も。

アメリカで１枚も撮ってなかったことはないはずだろう……

安室｢うーん…｣


A｢何見てるんですか。｣


安室｢うわっ！びっくりした！｣

あ、見つかった…(滝汗)

A｢もぅ…私のアルバムそんなに面白いですか？｣


安室｢面白いというか、可愛くて…｣


A｢可愛くはないですけど…懐かしいなぁ…｣

あ、そういえば。

安室｢あの、なんで小３〜中２の写真がないんですか？アメリカ行ってたからですか？｣


A｢あー…あるにはあるんですけどね。｣

ん？

安室｢どうしたんですか？｣


A｢いや、アルバムは今同居してた知り合いが持ってるんです。だから、手元にはなくて…｣

なるほど。

安室｢そうなんですか…｣


A｢なんかすみません。｣


安室｢いえいえ！僕が勝手に見てたので！｣


A｢そうだった。勝手に見ないでくださいね？｣

可愛い……

安室｢……分かりました。｣


A｢ならいいです。じゃあ、そろそろ戻りますね。安室さんはまだここにいますか？｣


安室｢じゃあ、そろそろ僕も戻ります。｣

推理小説読んでないですけどね。

A｢あ、小説借りてっていいですよ？｣

……心を読まれた気分。

安室｢あ、ありがとうございます！｣

えーと、これとこれと……

花が四十八輪。→←花が四十六輪。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す