内緒 ページ36
「なあ、A」
『なあに?』
「お前、ユニーク魔法唱えてなかったか?!」
キラキラと目を輝かせ身を乗り出して聞いてくる。
いや、そこまでされると恥ずかしいよ…
まあ、ユニーク魔法なんて気になるよね、せっかく小声で唱えたのに。
デュースはあの状況で周りにも気を配れるような奴だったっけ?
「どんな能力なんだ?!」
そんなに簡単にユニーク魔法を人にべらべらと喋るなと教わらなかったのか。
それよりも私の同期たちは興味の方が勝ってしまうようだ。
『内緒』
ハートが飛び出そうなウインクをかましてやった。
「っっ!」
狼狽えるデュースを横目に私は続けた。
『僕のユニーク魔法ならエースがよーく知ってるよ。なんてったって一度エースに使ったからね』
少し笑いをこらえながら言う。
そんなこと聞いてないと言わんばかりにエースに問いただすデュースだったが、エースだってその際の記憶は曖昧だ。
わからねえと返事をもらったらしかった。
「わからねえってどういうことだ!」
「いや、わからねえもんはわからねえんだって!」
『ふふ…』
「何笑ってんだよ!教えてくれよ!」
この子たちの興味は相当なものらしい。
(君たちのユニーク魔法ができたら、じゃダメかな?)
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とまきち(プロフ) - 警察官さん» ご指摘ありがとうございます。確認ミスでした。修正済です。 (2020年4月27日 14時) (レス) id: d35989c5b0 (このIDを非表示/違反報告)
警察官(プロフ) - ピーッ! 今すぐにオリジナルフラグを外しなさい! これ、違反作品ですよ! (2020年4月27日 13時) (レス) id: 5b2b5dccb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とまきち | 作成日時:2020年4月16日 14時