決闘 ページ29
それから、ハーツラビュル寮生が寮長に決闘を申し込んだと聞いた。
絶対それエースたちじゃん…
―――中庭―――
「これよりハーツラビュル寮の寮長の座をかけた決闘を行います」
決闘の掟に従い、魔法封じの首輪が外される。
今頃、エースは解放感にあふれているだろう。
「レディ、ファイッ！」
学園長の声が中庭に響いた。
「オフ・ウィズ・ユアヘッド！」
魔法を打つ暇なく、みんなに首輪がかかる。
『(さすがに寮長相手ってきついよね…)』
「魔法の強さはイマジネーションの強さ。魔法の効果を正確に思い描く力が強いほど正確性も強さも増す。」
学園長の仰る通り。
エースやデュースだけでは正確性が足りない。
「ローズハートくんはますます魔法に磨きがかかっていますね」
レベルが違いすぎる。
私でも寮長よりも早く具現化はできない。
「その程度の実力で、よくボクに挑もうと思ったものだ。恥ずかしくないの？」
その程度の実力…
さすがにきついな…
「やっぱりルールを破る奴は、何をやってもダメ。お母様の言う通りだ。」
『寮長、もう一度、もう一度でいいからみんなの声に耳を傾けて…』
「偉大なるハートの女王少しは近づけたかな。キミにはどう見える」
『僕は寮長にそんな風になってほしくない…！』
何も今は届かない。
悔しい…
(こんなにも未熟な自分に腹が立つ)
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とまきち(プロフ) - 警察官さん» ご指摘ありがとうございます。確認ミスでした。修正済です。 (2020年4月27日 14時) (
レス) id: d35989c5b0 (このIDを非表示/違反報告)
警察官(プロフ) - ピーッ！ 今すぐにオリジナルフラグを外しなさい！ これ、違反作品ですよ！ (2020年4月27日 13時) (レス) id: 5b2b5dccb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまきち | 作成日時：2020年4月16日 14時
