今のお前に妹は渡せない-森山由孝-

1.俺の妹だ ページ2

1.俺の妹だ


夕夏「部活見学どーするー？」



A「あたしは一応、バスケ部見学に行ってみようかなって思ってるけど」




夕夏「そっかー。私どーしよう…マネージャーって楽しい？」






A「うん！すごく楽しいよ！」





夕夏「だったら、陸上部のマネージャーとか見学しに行こうかな」





A「なんで陸上？」





夕夏「私、中学ではソフト部だったけど、実は陸上入りたかったんだよねー」





A「え、初耳！」





夕夏「そういえば言ってなかったもんね」




あー、なんか中学時代と変わらないな。





夕夏と一緒だし、海常選んで良かった。






A「あ、バスケ部の体育館ここっぽい！」





夕夏「んじゃー、いってらっしゃーい」





A「はーい！」





ここが海常高校バスケ部…







…ん？





あれ？




ここって…女バスか！！




間違えた…




男バスどこだー…？





そんなこんなでうろちょろしてるんだけど全然見つかんない






A「おにーちゃん…バスケ部どこぉぉぉ」



森山『あのー、どうかしたの？』





A「えっ？あ、すいません！！えっと、男子バスケ部ってどこで練習やってるかわかりますか？」






森山『あー、バスケね。…って、バスケ！？え、マネージャー希望とか？』





A「えっと、まあ…」






森山『大変だ…！！こんな美人がマネージャー希望…！！よかったら俺専属のマネ…げふっ』




笠松『おい森山、Aに手ぇ出してんじゃねえよ』




森山『え？笠松の知り合いなの？』






A「えっと…その、」





笠松『俺の妹だ』






森山『えっ…( °д°)全然似てねえ… 』






笠松『っるせーよ！』





A「(つ、ついていけないよう…)」






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早速出会っちゃいました。
森山先輩にとっての運命の相手、A様に。
でもまだ、笠松先輩のガードは堅いですよ…鉄壁です(｀･ω･´)ｷﾘｯ

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