＊電話の相手は ページ23
＊
天馬「ありがとうございますっ、....俺、円堂監督や
星来コーチみたいなプレイヤーになれるよう頑張ります！！」
円堂「なれるさ！天馬なら」
「応援してるよ、天馬」
はりきる天馬を後押しするように、あたしと守は
言葉を投げかけた。そして再び夜空を見上げた後、
天馬は明日も頑張らなくてはいけないから。と
先に寝床に戻った。
しばらくして守がそっと呟いた。
「懐かしいな、お前と出会ったのはFFIの
日本代表選抜の時だったよな。」
「そうだね、あの頃の事今でも覚えてるよ」
紺色の夜空には星がきらきらと煌めいていた。
ここは空気が澄んでいて、星が綺麗に見える。
「.....あいつは、元気だったか？」
「うん。相変わらずのサッカーバカだよ。
守とそっくり。」
それを聞いて「そうか」と笑った守の横顔は
大人っぽくなったもののあの日の主影が残っている。
「絶対に、プロジェクトを阻止しよう。
お前とアイツにとって今回の事は自分の命
よりも重大なことだろ。......凛美星。」
「そうだよ。絶対に戦い抜いてみせる。
そして無事に、あの子と帰る。」
そう言葉を交わしたあたし達の間に、心地良い風が吹き抜けた。そして「おやすみ」とお互い声を掛け合ったあと、守も下へ降りていった。
そして一人残されたあたしは、再び携帯を手に取った。
推し慣れた電話番号を素早く打ち、少し呼吸をおいて
通話ボタンを押した。
.
「はい、もしもし。」
彼は3コールの後、電話に出た。
きっと練習後のシャワーを浴びていて
慌てて電話に出たんだろう。
焦ったように電話に出た彼に、あたしは言った。
「もしもし、ようやく凛美星を見つけたよ。
フィディオ。」
海のさざなみだけが聴こえていた。
＊
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こころ(プロフ) - ありがとうシリーズと君と出会えたシリーズ両方です (2021年2月4日 11時) (
レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - こころさん» 一気読みというか単語が嬉しくてニヤニヤしてしまいます( ありがとうございます！一気読みして頂いたのはありがとうシリーズの方でしょうか？ (2021年2月4日 8時) (レス) id: bcf2fef704 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 面白くてついつい一気読みしてしまいました 続き楽しみにしてます頑張ってください (2021年2月3日 21時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - りんごさん» 今更のお返事で申し訳ないです(汗 ありがとうございます！本当にコメントが嬉しい限りです、、！不定期更新ですがよろしくお願いしますっ！ (2021年1月31日 23時) (レス) id: 3dd3dd55bf (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 今更のコメントになりますが、続編おめでとうございます！すっごく好きなのでこれからも更新頑張ってください！ (2020年10月2日 20時) (レス) id: 438772aa02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴神 | 作成日時：2020年8月16日 18時
