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咲也のその言葉に至はまた頭を悩ませる。
向き合う、と言われても謝る以外に出せる言葉が思いつかない。
しかし謝れば火に油を注ぐ結果になるだろう。
また溜息を吐きそうになる。
「なので、至さん。ここは俺たちに任せて貰えませんか?」
「えっ?」
咲也の予想外の言葉に思わず至は聞き返す。
「Aの事ならワタシ達に任せるネ!!!」
シトロンが胸を張って答える。
話の流れから至がAと向き合わなくてはいけないのだと、考えていたのに全く違う方向に話が進んでいて至は動揺する。
「多分今至さんが何か言ったって上手くいかないっすよ」
「それはそう……だと思うけど…」
「アイツが怒ったままだと監督が悲しむ」
「あはは、まあ、ここは咲也くんたちに任せましょう、至さん」
「…わかった」
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hana0218(プロフ) - 続き気になります!更新頑張ってください! (2020年3月18日 9時) (レス) id: be339afaa3 (このIDを非表示/違反報告)
翔子 - 続き楽しみにしてます! (2020年1月9日 2時) (レス) id: 130af08cdc (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2019年12月19日 6時) (レス) id: b527f3a894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ばこっく | 作成日時:2019年12月19日 3時