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翌日。
ここに住み始めてから一番最悪の目覚めだった。
昨日のことが頭の中から全く離れてくれなかったからだ。
『出て行かないといけなくなるのかな……』
もうそろそろこの生活にも終止符を打たなければいけないのかもしれない。
せっかく仲良くなれたのに、せっかく望さんにも認めてもらえたのに。
……胸が苦しい。
そう思いながら部屋を出ると隣から"あ"という望さんの声が聞こえて。
慌てて隣を見ればちょうど望さんも部屋から出てくるところだった。
≪ 相変わらず食い意地張ってんな、お前 ≫
≪ 望さ絶対Aちゃんのこと気に入ってると思うねん！ ≫
≪ 何があってもそこから出て行ってもらう！！ ≫
望さんの顔を見た瞬間今までの色んなことが一気に頭の中を駆け巡って。
頭がおかしくなりそう…と思った私は慌ててその場から去ろうとした。
「おい、ドア開けっぱなしにすんな」
そんな望さんの声が聞こえて私は慌てて部屋のドアを閉めに戻って。
まさかの失態に恥ずかしくなっている私を見て望さんは楽しそうに微笑んでいた。
……今はそんな望さんの笑顔を見るのが辛かった。
「お前さ大毅の足怪我させたとかで責任感じてるみたいやけど」
「介護とかそういうのする必要ないから」
早くこの場から逃げなきゃ。
望さんの声を聞くだけで胸が苦しくなって泣きそうになってしまう。
もうこの生活も終わるかもしれないのに。
「…椅子に座らせたり歩くときに支えたりとかそういうのは俺がやるから」
「大毅の世話は俺が見るからお前はもう心配せんでいい」
これ以上望さんの声を聞くとここで過ごした日々を思い出してしまいそうで。
何も考えたくなくて私はゆっくりとその場を離れた。
「人が話してるっていうのにどこ行くねん」
「おい、聞いてるんか？」
後ろからそんな望さんの声が聞こえてきて。
私は慌ててその場から走って逃げた。
背後から"おい！何で無視すんねん！！"という望さんの叫び声が聞こえて。
私は耳を塞ぎながらただただその場から走り逃げた。
「え！Aちゃんどうしたん！！」
「ちょ、Aちゃん…こんな朝っぱらからどこ行く……っいたたた！！足痛い！！」
照史さんと大毅さんの心配する声も無視して私は勢いよく家を飛び出した。
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りってぃ(プロフ) - 瑠璃さん» 返信ありがとうございます(T_T)まだまだ先は長くなりますが頑張っていきたいと思います！優しいお言葉励みになります(;_;)！ (2020年11月23日 15時) (
レス) id: 77b9b24db3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - りってぃさん» いえいえ！！これからも是非頑張ってください！応援してます！ (2020年11月22日 11時) (レス) id: 934ccc594a (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 瑠璃さん» わわわっ....神山担さんの方にもきゅんきゅんしていただけて本当に嬉しいです....！(笑)素敵なコメント残していただき本当に嬉しいです(T_T)これからも更新頑張りますね！ (2020年11月21日 23時) (レス) id: 77b9b24db3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 毎回ドキドキさせてもらってます、(神山担)余りにもドキドキしすぎてコメントしました！これからも頑張ってください！ (2020年11月20日 19時) (レス) id: 934ccc594a (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - ナツコさん» すぐに飛んできてくださりありがとうございます！(笑)書きたいことがたくさんあって2まで続くことになりました！(^^)そう言っていただけて嬉しいです！パート2でもお付き合いよろしくお願いします('_')！ (2020年11月16日 17時) (レス) id: 4df73778e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りってぃ
| 作成日時：2020年10月20日 22時
