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家に入れば大きなリビングに大きなキッチン。
私は照史さんに案内されたリビングのソファに腰掛けた。
『え！ここって照史さんの家なんですか！』
「てゆうか家族の家やけどな、今は両親が海外行ってるからさ」
てことは…ここは実家なのか。
ん…ちょっと待てよ……じゃあ隣でにこにこ笑ってる大毅さんは何者だ。
「あ、言い忘れてたけど俺ら兄弟なんよ」
そう言って微笑む照史さんに驚きが隠せない。
てっきり友達なのかと思ってた、もしかしてここって家族の家なんじゃ。
「あともう一人おるんよ、あ！来た来た！」
そう言った照史さんがにこにこ手を振る先にはだるそうに階段を下りてくる男の人。
そんな男の人は私を冷たい目で見つめてきた。
"お前起きんの遅いぞ"そう言って怒る照史さんを無視して冷蔵庫から水を取り出す彼。
そんな彼は寝起きなのか髪がボサボサだった。
「なに？誰かの彼女？」
「ほら！この間話したやん！これから一緒に住む子がおるって！」
「は？女って聞いてへんねんけど？」
「あれ？言うてなかったけ？」
照史さんが事情を説明すると彼はどんどん不機嫌な顔になっていて。
そのまま手に持っていた水をどんっ！とキッチンに置いて私を睨みつけた。
正直……とても怖いと思った。
「あれは小瀧望、この家の末っ子やねん」
隣でそう言った大毅さんは"あんなんやけど気にせんといてな"そう言って微笑んでいた。
いやいや…あんな鬼のような形相で見つめられたら気にしてまうて。
「俺はこんなやつと一緒に住むとか絶対許さへんからな」
そう言ってもう一度こちらを睨んだ望さんはそのまま階段を上がっていってしまって。
私はそんな望さんをただ見つめていた。
.
この家のことが少しずつ分かってきた。
長男は照史さん、次男が大毅さん、そして三男が望さん。
重いキャリーケースを持って家の中を歩いていると
目の前には髪をセットして男らしい私服を着た望さんがいた。
「……邪魔」
『す、すみません……』
そう言って慌てて避けようとすれば思い切り肩をぶつけてきて。
この人わざとだ…そう思った。
「さっさと家から出てけ」
すれ違いざまにそう吐き捨てた望さんはそのまま行ってしまって。
楽しくなりそうなシェアハウス生活が一気に不安へと変わった気がした。
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りってぃ(プロフ) - 瑠璃さん» 返信ありがとうございます(T_T)まだまだ先は長くなりますが頑張っていきたいと思います！優しいお言葉励みになります(;_;)！ (2020年11月23日 15時) (
レス) id: 77b9b24db3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - りってぃさん» いえいえ！！これからも是非頑張ってください！応援してます！ (2020年11月22日 11時) (レス) id: 934ccc594a (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 瑠璃さん» わわわっ....神山担さんの方にもきゅんきゅんしていただけて本当に嬉しいです....！(笑)素敵なコメント残していただき本当に嬉しいです(T_T)これからも更新頑張りますね！ (2020年11月21日 23時) (レス) id: 77b9b24db3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 毎回ドキドキさせてもらってます、(神山担)余りにもドキドキしすぎてコメントしました！これからも頑張ってください！ (2020年11月20日 19時) (レス) id: 934ccc594a (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - ナツコさん» すぐに飛んできてくださりありがとうございます！(笑)書きたいことがたくさんあって2まで続くことになりました！(^^)そう言っていただけて嬉しいです！パート2でもお付き合いよろしくお願いします('_')！ (2020年11月16日 17時) (レス) id: 4df73778e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りってぃ
| 作成日時：2020年10月20日 22時
