小瀧望 / チャラい後輩 ページ34
夏本A、高校二年生。
成績もまぁまぁでクラスでもまぁまぁ。
そんな私のこの生活をかき乱してくるやつがいる。
「A先輩〜〜！！！」
『げっ…！小瀧くん！！』
そう言いながらぎゅーっと後ろから抱きしめてくる小瀧くん。
小瀧くんこと小瀧望くんは私の一つ年下の高校一年生。
「久しぶりに会えて嬉しいですよ〜、先輩〜」
『あんたさ、先輩との接し方考えた方がいいで？』
ぎゅーっと抱きついてきておまけにすりすりしてくる小瀧くん。
そんな小瀧くんに呆れてそう言えば、小瀧くんはどこか嬉しそうにどや顔していた。
小瀧くんと出会ったのは割と最近。
委員がたまたま同じでそのまま少し話をしただけでひどく気に入られてしまった。
「ちょっと望！！こんなとこで何してるん！！」
「あ、ごめんごめん」
奥からやってきた小瀧くんと同じ一年生の上靴を履いている女の子。
そんな女の子は小瀧くんの腕に絡みついてそのままぎりっと私を睨んだ。
「ほな、先輩また！」
そう言って私にひらひら〜っと手を振る小瀧くんは相変わらずで。
女の子と楽しそうに腕を組んで帰っていく小瀧くんをしばらく見つめていた。
前々からチャラいとは聞いてたけど…ここまでとはねぇ。
何人もの女の子連れて遊び回ってるとか色んなことを小耳に挟んだけどあれは本物だな。
それになぜかあの女の子にめっちゃ敵対視されてたし、私。
「またあの男？」
『あ、流星…まぁね』
そんなことを言いながら後ろからひょっこり現れたのは私の幼馴染の藤井流星。
幼馴染ってほどではないけど中学が一緒で何となく仲良かったやつ。
「遊ばれてるんちゃうん？」
『完全に遊ばれてるね、私』
変に懐かれて雑に扱われ完全に遊ばれてる私。
二年に進級したというのにまだ舐められてる性格してるのか、私は。
『今日委員会ある…最悪や』
ちらっと委員会の紙を見れば"書記担当 夏本、小瀧"と書かれてあって。
無理やり小瀧くんに決められたとはいえさすがに行くの嫌やなぁ。
「まぁ、せいぜい頑張れ」
そう言った流星は私の肩をぽんっと叩いて。
そのままゆっくりと教室の中に入っていった。
何が"せいぜい頑張れ"や、ほんま腹立つわ。
流星の後を追うように私も慌てて教室の中に入った。
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りってぃ(プロフ) - 芽未さん» 喜んでいただけて嬉しいです(;_:)私も書いていて嫉妬深い重岡くんいいなぁ…としみじみ感じておりました！読み返してくれるなんて嬉しいです…、これからもよろしくお願いいたします！ (2019年7月9日 18時) (
レス) id: 7cdc997d36 (このIDを非表示/違反報告)
芽未(プロフ) - りってぃさん» もう、最高すぎます！！ニヤニヤが止まらないです笑(*¨*) こんなに早く書いて下さってありがとうございます！いっぱい読み返します<3 (2019年7月8日 20時) (レス) id: fdd00ca03b (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - いとさん» わわわ…！ ご希望に応えられて本当に良かったです！最後はドSな神山くんになってしまいましたが120点なんて本当に嬉しいです(;_:)また機会があれば遠慮なくじゃんじゃんリクエストしてください…！ ありがとうございます…！ (2019年7月8日 20時) (レス) id: 7cdc997d36 (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - 芽未さん» コメントありがとうございます(;_:)にやにやしながら読んでいただいて本当に嬉しいです…！リクエストもありがとうございます！上手く書けるか分かりませんが、頑張って書いたのでぜひ読んでください…！ 素敵なリクエストありがとうございました(..)* (2019年7月8日 20時) (レス) id: 7cdc997d36 (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - ふわっとしたリクエストだったのに120点のお話でとってもとっても楽しく読ませていただきました！！(点数をつけるのもおこがましいですが)本当にありがとうございます！リピ読み確定です！！またリクエストさせてください。 (2019年7月8日 0時) (レス) id: 90021e138b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りってぃ
| 作成日時：2018年12月5日 18時
