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6話 ページ8

呆然と立ち尽くしたままの私を不審に思ったのか誰かが私の方を軽く叩いた。それで現実世界に引き戻された私は、心の底で考えていた甘い考え・・・ノーチラスもこの世界では楽しくやってるんじゃないかという考えを裏切られた思いでいっぱいだった。

私は1人膝から崩れ落ちた。

『オーディナル・スケール・・・・・・』

ぽつりと呟けば私の装備が消えて、制服とお気に入りのパーカーになった。だんだんと意識が覚醒してくるとずっと堪えてたかのように頬を涙が伝う。

「ちょ、大丈夫?どこか痛い??」

そう尋ねる声はあの世界と全く同じで、誰かにうちあけたい思いとうまい言葉が思いつかないもどかしい思いが入り乱れる。

『は、い・・・。』

「アスナー、帰るぞー。」

というあの時の、黒の剣士の声がきこえる。

「ちょっと待ってー!・・・交通規制が直に溶けるわ、危ないから近くの公園に行きましょう?立てる??」

手を差し伸べられると俯きながらもその手に頼ることなく立ち上がり砂埃を払う。すると視界の端を白いフードの少女がよぎった。ユナに瓜二つだった。思わずそちらに駆け出す。

「ちょっ・・・!!」

アスナの驚く声が聞こえる。私はそれに構うことなく走り続け、広い道路を横断してガードレールを飛び越える。

『ユナ!!!!』

手を伸ばすけどその手は届かずユナはどこかを指さして何かを呟く。その声は私に届くことなく音もないままユナはその姿を消した。行き場のない手が宙を彷徨いゆっくり下ろされた。ため息をついて帰路についた。

その日の夜はそのまま寝付いた。

翌朝目が覚めると休日なことをいいことにALOに入り浸ろうとすれば突如ケータイが鳴る。多少のイラつきを感じながらも電話に出ると・・・

「やァ、子猫ちゃン。朝からすまないネ」

そういう口調に心当たりが一つ。本校夢ノ咲学院アイドル科、ユニットの1つSwitchのリーダー逆先 夏目。そして・・・ゲーム研究部の部長・・・。ここまで来ればおわかりだよ。

『私の愛しの休日を邪魔した逆先くん何用ですかー・・・』

「それは済まなかったネ。突然だけど子猫ちゃンは確かアミュスフィアでいくつかゲームをしていたネ。ALOをしているかイ?」

知ってます。知ってるどころかバリッバリのプレイヤーです。←

『それがどしたの、始めたいから絶対やってるであろう私に向こうの案内とか思ってないよね??』

その返答は予想の範疇だった。

「うン、よろしくネ。」

oh・・・

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全自動駄作製作機(プロフ) - 、さん» 忘れてました!ありがとうございます! (2018年9月2日 22時) (レス) id: 4725498c9f (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグちゃんと外しましょう違反行為です。ルールをちゃんと守りましょう (2018年8月22日 19時) (レス) id: f26f3adf4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Dear. Music『@』. 別アカ:全自動駄作製作機 | 作成日時:2018年8月22日 18時

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