2話 ページ4
友達とは映画館前で落ち合うことになってる。
そして彼女の姿を見つければその手元に目を止めた。
"SAO記録全集"
私たちの記録だ。そういえばこの前発売されたっけな?まぁ私たちのことなんて乗ってても誰も気づかないだろうけど・・・。
今日は休みだけどプロデュースがあるから午後には杏(プロデューサーの名前は橘 杏とします。)と学校に行かなきゃいけない。
Trickstarだったらいいな・・・真緒がいるし・・・。
何やかんやで映画を見終わってついに午後。私は夢ノ咲学院に着いた。
『杏ー!!』
そして彼女の手元には先程見た"SAO記録全集"隣に立つ真緒の手にも・・・。
あまり目立つのは好かない。さらにほぼ校内全員私がサバイバーだと知ってる・・・。
・・・しばらく学校休もうかな・・・。
「あ、Aちゃんっ!!」
「おぅ!A!」
帰ろうと回れ右をしようとしたとき2人からの声がかかった。こうなったらもう帰れない。
あんまり目立つのは嫌だからアカウント名は隠そうと思い思い足と心を引き摺り、あまり乗り気ではないやる気のない表情を隠しながら駆け寄った。
『やほー!おまたせ!』
手を振りながら駆け寄ると隣にいた明星スバルが笑顔で手を振り返し・・・
「やっほ〜☆A!さっきなんで引き返そうとしてたの??」
その隣にいる氷鷹北斗は感情のあまり読めないような・・・しかし少々ムスッとした顔で
「遅いぞ、花本。5分前行動を心がけろ」
と言う。
いつも通りの会話というのは分かってるが・・・なんとも言えない心情にどうしてもなってしまう。
自分は今どんな表情をしているのだろう・・・うまく笑えてるだろうか・・・。
そんな気持ちを押し殺し
『いやぁ・・・忘れ物したかもなーって・・・』
苦し紛れの言い訳だが不安になってカバンを見たら・・・
『財布が・・・ない・・・?水筒も・・・?』
本格的に忘れたらしくとてつもなく焦る。
いつの間にか練習場所に向かっていた4人は立ち止まり振り返る。
「マジかよ・・・大丈夫なのか?」
『た、確かオーグマーのクーポンが・・・』
苦笑いしながらオーグマーの画面を操作し、使用可能クーポン一覧を開く。
思った通り、そこには大手自販機のクーポンが1枚。
『九死に一生を得たわ・・・』
さっと画面を閉じるとオーグマーをカバンの中に閉まった。
「じゃあ行こうか!」
そう笑う杏に頷き横に並び、練習場所に向かった。
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全自動駄作製作機(プロフ) - 、さん» 忘れてました!ありがとうございます! (2018年9月2日 22時) (レス) id: 4725498c9f (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう違反行為です。ルールをちゃんと守りましょう (2018年8月22日 19時) (レス) id: f26f3adf4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Dear. Music『@』. 別アカ:全自動駄作製作機 | 作成日時:2018年8月22日 18時