大好きだよ…【白黒無常】 (ページ14)

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9.3お嫁さんページ14

Aside

あれから何週間かたった。
レオ達にも慣れたしマーシャのお手伝いもするようになった。

マ「Aは偉いわね、洗濯物も手伝ってくれるなんて。」

『このぐらいの事しか出来ないから…』

マ「貴方はいいお嫁さんになるわ」

『お嫁さんって?』

お嫁さん…魔女が言うエサみたいなものか!?

『ちょっちょっと待って俺食べられたくない！』

だって絵本で読んだ、魔女が「お前はいいエサになるわ」って、お嫁さんってエサって意味なんでしょ…?

マ「え?食べられないわよ?例えると私はレオのお嫁さんよ?」

「マーシャあああ!!(泣)」

マ「あ、A!?どうしたの?!」

『マーシャはレオに食べられちゃうの?』ｸﾞｽ

マ「な、何でそうなるのよ!」

『だってお嫁さんは食べられちゃうんでしょ？』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

マ「も～、そんな訳ないじゃない、ふふ。男の人と結婚するとお嫁さんって言う事になるのよ？それだけの事で何もされないわ。」

優しく微笑んでお嫁さんの事教えてくれた。

『び、びっくりしたぁ』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

マ「ふふ、もう泣かないの、私はここよ。」

抱きしめられてマーシャの匂いがする。
そのまま眠っちゃった。

その後夕ご飯の時にマーシャがそのことをレオに言って大笑いされた。

レ「Aはきっといい人を見つけるさ」

『悪い人だったら?』

レ「家ごと燃やしてやろう」()

マ「こらやめなさい」

レ「そうだA、明日ママは入院する。そろそろリサが産まれる時期らしいから早めに準備してた方がいい。」

『マーシャには会えないの…?』

レ「心配無いさ、パパの仕事が終わればいつでも会えるよ」

『…リサって子は俺の妹になるんでしょ？』

マ「そうよ、A、貴方はお姉ちゃんになるのよ！楽しみね♪」

『俺お姉ちゃんなれるのかなー』

レ「大丈夫さ!Aはいい子だからな。」

『そっか。じゃあ頑張るよ、マーシャにも会いに行く。』

マ「ええ、待ってるわﾆｺ」

そして翌日

レ「A、少しの間留守番よろしくな、2時間ぐらいだけど本当に1人で大丈夫か?」

『大丈夫だから行ってきて、家事はやっとくから』

レ「わかった、鍵は絶対に開けないようにな?家事はパパがやるからAは寝ていいぞ。」

『うん、わかった、気をつけて』

マ「A、明日ね。いい子で居るのよ？」

ｶﾞﾁｬ

『はぁ…やっぱり寝るのはやだ、片付けとこ。』

俺はこの後何が起こるか予想もしてなかった。