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福良side
河村の返答に呆れながら、キッチンに向かった。ブラックコーヒーと注文は受けたけど、本当にそんなの飲ませたら眠れなくなっちゃうから、牛乳をマグカップに注いで、電子レンジで温める。少しだけ砂糖を入れて、ホットミルクの完成。
「はい、どうぞ」
「ありがと、……ホットミルク？」
「うん」
え？という顔をする河村。それもそうだ、ホットミルクとブラックコーヒーって、ほとんど真逆の飲み物だと思うもん。
「それ飲んでちょっと寝なよ」
「僕は仕事するって言ってるじゃん」
頑固だなぁ、河村も。普段はこんなに干渉しないんだけど、今の河村を放っておいたら、本格的に体調を崩してしまうだろうから。
「僕は君の健康を気遣って言ってるんですよ？」
苦手な野菜を少しでも食べさせようとしてくるときの河村の口調を真似してそう言うと、なにそれ、と笑いながら返された。
「わかったよ。寝ます寝ます、ふくらママ」
からかい返すような口調に、さっきまでの仕事中の緊張感はない。少しだけぬるくなったホットミルクを飲み干して、デスクを整頓し始めた。
「20分くらいしたら起こしてもらえない？」
「ん、わかった」
ソファーにごろんと横になる。それから数分のうちに小さく寝息が聞こえてきた。なんだ、やっぱり眠かったんじゃん。顔色も良くないし、このまま寝かせておこうかな。あえてアラームはセットせず、電気を消して布団に入った。
「おやすみ」
ちゃんと休むことも、時には大事だよ。
「福良？」
「あ、河村おはよう」
翌朝、俺が起きた時、河村はまだ夢の中だった。ソファーで眠る河村は、寝たおかげで昨日は濃かった隈も消えて、顔色も良くなっている。
「もう仕事するの？早いね」
「誰かさんが起こしてくれなかったのでね」
「それはごめん。いつのまにか寝ちゃってた〜」
もとから起こす気なかったでしょ、なんて呟きが聞こえてきた。わかってるなら最初から期待しなきゃいいのにね。
「なんか手伝うよ」
「でも福良もやることあるじゃん」
「大丈夫、俺今日そんなに忙しくないし」
いつもの調子が戻ってきた河村の姿にほっとする。一人で全部抱え込まないでよ、QuizKnockはこんなに素敵なチームなんだから。end
ーーー
Pコンビ上手に書ける方ほんとうに尊敬します……！
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雪月花 - すいません、どうしても分かんないです。色々有名そうなのを入れてみて全部出し尽くしちゃったんです。ヒントとか貰ったり出来ませんか？ (6月18日 20時) (
レス) id: a76a285c93 (このIDを非表示/違反報告)
NaHo(プロフ) - あの手この手で色々調べてみたんですが全くわからないので教えてくださいお願いします🙇🏻♀️ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 45b193f19a (このIDを非表示/違反報告)
あくと(プロフ) - 頑張って考えたんですが続編のパスワードが分からなくて...ヒントなど頂けたりしませんか？お忙しいと思いますが返信頂けると嬉しいです (2022年3月11日 18時) (レス) id: ab17c965b8 (このIDを非表示/違反報告)
White - すごくおもしろくて2も読んでみたいな、と思ったのですが、ヒントをみて、思いつく数字を片っ端から入れても、どんなに調べても分からなくて、もう少しヒントを頂けませんか？ (2021年10月31日 20時) (レス) id: 276347c53c (このIDを非表示/違反報告)
s.u - 私は、有名な4桁数字と調べたら出て来て、あ〜これか〜！ってなりました（今さらすみません） (2021年9月29日 20時) (レス) id: 4835169485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉怜 | 作成日時：2019年9月21日 23時
