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伊沢side
撮影を終えて部屋を出ると、山本が目を覚ましていた。須貝さんに病院に連れて行ってくれるよう頼む。
「ただいまー」
1時間くらいして、病院から二人が帰ってきた。
「ただの風邪だってさ」
相変わらず熱は高そうだが、大きな病気とかではないと聞いてほっとした。
「ちょっと早いけど夕飯食べちゃう？早く薬飲んだほうが楽だよね」
「そうしましょうか」
こうちゃんがコンビニに夕飯を買いに行くついでに、山本が食べられそうなものも買ってきてくれた。
「伊沢」
名前を呼ばれて振り向く。いつのまにか背後に福良さんがいた。
「何か言いたいことあるんでしょ」
「……それはまぁありますけど」
「薬飲んだからちょっと落ち着いてるよ」
ちらりと山本の方を振り返ると、布団に横になっているが起きてはいるらしい。
「福良さん」
「んー？」
「言い過ぎてたら止めてください」
「えぇー、そんなに言いたいことあるのかぁ」
ちょっと笑ってそんなことを言いながらも、わかったよ、と言って背中を押してくれた。山本の布団のそばに座る。
「伊沢さん……怒って、ますか」
「まぁ、ちょっとだけね」
彼は敏感な子だから、たぶん俺がいつもと違うことに気づいているんだろう。
「話聞く元気ある？」
「、はぃ」
山本が体を起こそうとするのを慌てて制止する。薬で落ち着いているとはいえ病人なんだから。
「どうして言ってくれなかったの？」
「……」
「来る前から具合悪かったんでしょ」
「……すみませ、でも、」
「わかってる、山本は俺らのこと考えてくれた上でそうしたんだよね？」
小さくうなずいた山本。迷惑かけちゃうから言わないでおこうとか、自分でなんとかしようとか思っていたんだろう。
「でも、今回はたまたま運が良かっただけで、もしかしたら倒れて頭ぶつけてたかもしれないんだよ？腕とか脚とか怪我してたかもしれないし」
「……はぃ」
「俺らはさ、もっと頼って欲しいわけ」
山本のことを大事に思ってるからこそ、こうしてきちんと言葉にして伝えなきゃいけない。
「これは社長として言うけどさ。俺はここの会社を、辛いときに辛いって言えない場所にはしたくないよ」
山本にも、他の人にも伝わっただろう。俺らだって人間なんだから、辛い時もしんどい時もある。そういう時は１人で抱え込まないで、みんなで乗り越えていこうよ。end
ーーー
凛花さん、リクありがとうございました！
お説教ってこんな感じでしょうか……(汗)
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雪月花 - すいません、どうしても分かんないです。色々有名そうなのを入れてみて全部出し尽くしちゃったんです。ヒントとか貰ったり出来ませんか？ (6月18日 20時) (
レス) id: a76a285c93 (このIDを非表示/違反報告)
NaHo(プロフ) - あの手この手で色々調べてみたんですが全くわからないので教えてくださいお願いします🙇🏻♀️ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 45b193f19a (このIDを非表示/違反報告)
あくと(プロフ) - 頑張って考えたんですが続編のパスワードが分からなくて...ヒントなど頂けたりしませんか？お忙しいと思いますが返信頂けると嬉しいです (2022年3月11日 18時) (レス) id: ab17c965b8 (このIDを非表示/違反報告)
White - すごくおもしろくて2も読んでみたいな、と思ったのですが、ヒントをみて、思いつく数字を片っ端から入れても、どんなに調べても分からなくて、もう少しヒントを頂けませんか？ (2021年10月31日 20時) (レス) id: 276347c53c (このIDを非表示/違反報告)
s.u - 私は、有名な4桁数字と調べたら出て来て、あ〜これか〜！ってなりました（今さらすみません） (2021年9月29日 20時) (レス) id: 4835169485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉怜 | 作成日時：2019年9月21日 23時
