ただのファンだったんですよ？ (ページ22)

今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:18,067 hit

波乱の予感しかしませんがページ22

『ちょ、ちょっと待ってって、ニノくん！』

私の声を無視してどんどん廊下を歩くニノくん。

そして急に立ち止まった。

ニノ「俺じゃ、ダメなんだよね？」

『っ、それは…』

私は、嵐が好きだ。もちろん、ニノくんも…
でも、その好きと、あの時翔くんに抱いた好きとは違う。

ニノ「いいよ。でもあなたは翔ちゃんのものじゃないんだから…」

そう言って私の顔を覗いて

ニノ「覚悟しとけよ？」

あの天使の笑顔を向けられました。

……………………

それから
『ごめんなさい。同じツッコミしますね。なんで私の周りに嵐のみなさん？』
今日も今日とて、周りには嵐の5人です。

ニノ「いいから。守られてろよ。」

『やめて。そのドS風なセリフやめて。背中へのいろいろな種類の視線が痛いから！』

なぜかニノくんは私のことを守ってくれる。いや、なぜかっていうか、あれなんだけど…
最初はニノくんが私のこと⁉って思ったけど、だんだん信憑性が高くなり…。
私は調子乗らないように精一杯です。

ニノ「あっ、そういえばあなたと同じクラスにしてもらったから…」

『えっ、は？クラスって変えてくれるものなの？』

ニノ「俺の巧みな口頭術で先生に頼んだ。笑」
ダメだ。先生に同情したい。

それから授業中、ニノくんは私をずっとからかうし、そのくせ当てられても余裕で答える。
これは、守ってるのか？

……………………
放課後
唯一の私の救いは放課後の塾だ。勉強が苦手だから、ここが勝負所。
しかも私が通っている塾は先生1人に対し、生徒は2人というもの。わからなかったらすぐに聞ける。

この日もいつものように席に座ろうとした。でも…
『な、なぜ…』
翔「うそっ。」
櫻井翔が降臨していた。

先生「あっ、未来さん。知ってると思うけど櫻井くん。今日からこの塾で一緒に勉強します！」

翔「よろしく！」

学校で二宮和也
塾で櫻井翔

神様、私は前世で何をしたんでしょう？