さよなら…！過去の私たち（探偵チームKZ事件ノート）

自己紹介 ページ12

愛「あっそういえばまだ名前聞いてないし、言ってなかったよね。」


彩「あ…そういえば、そうでしたね。」


愛「えっと私は、窓口愛璃咲です。浜田中
に通う、3年生です。」


　へえ、私と同じ浜田中に通ってるんだ。って、私より１つ年上だったんだ。だから大人っぽいなと思ったのかな。
　

　彩「わ、私は、立花彩です。私も浜田に通っています。1年生です。」


愛「へえ〜、１年生なんだ。同じ学校同士よろしくね。」


彩「あっは、はい、よろしくお願いします。」


　愛「いいよ、3年生だからってそんなに緊張しなくても。」


　彩「は、はい。」


　愛「せっかくだし、名前で呼んでみる？同じ学校だから、どこかで会うかもしれないし。」


　彩「…はい！」


　私はとっても嬉しかった。先輩・後輩だけど、友達じゃなくても、こんな風に女の子に接してくれたの初めてだったから。胸がポカポカ温かくなった。


　愛「じゃあ、私のことは愛璃咲でいいよ。」


　彩「…すみません、愛璃咲先輩、でいいですか？」


　愛「うん、いいよ。(ほんとは愛璃咲が良かったけど、先輩だししょうがないか)」


　愛「じゃあ彩、でいい？呼び捨てだけど。」


　彩「はい。」


　良かった…アーヤって呼ばれなくて。少しヒヤッとしたけど。


　今は、あいつらを思い出すから、どうしても聞きたくなかった。

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