夢小説の矛盾にツッコミを入れてみよう

ちょっと視点を変えてみよう〜夢主編2 ページ5

・勝気で男勝りな人が多い。場面によってはウジウジしたりもするが、よく一人で抱え込む。

→……虚勢張ってて実は弱い、というギャップ萌え狙いかな？
　と勘ぐってしまうのは私の悪い癖ですね。
　虚勢を張る、というのはコンプレックスの裏返しでもあります。それだけ自信がないのです。
　そんなことないよ、と言ってあげるのが相手キャラの役割なんでしょうが、あまりやりすぎるのも
　考え物です。バランスがなかなか難しいですね。
　たまに「勝気で男勝り」な女子を書こうとした結果、
　ただの「粗暴で下品な口の悪い女子」を召喚している書き手さんもちらほら見かけます。
　口調を荒っぽくして行動を乱雑にすれば男勝りになるわけでは無いので、
　そこは誤解しないでほしいところです。

さて、ここまででまとめてみると、

・自分の特異性に気が付かず
・そのため無意識に相手を傷つけたりもしている(が、気付かない)
・自分がどうすべきか少しふわっとしていて
・実はちょっと自信がない。

というのが、よくある夢主のもう一つの側面として現れてきました。
先ほどの悪女と見比べてみると、精神性では悪女のほうが、夢主よりちょっと上手かもしれません。
仮に容姿や頭の良さなどが夢主と同じくらいの悪女が現れた場合、
強大な敵として立ちふさがってくれそうな気がしますね。

明らかに嫌われる前提の悪女よりも、そんな強力な悪女が出てきた方が、
ストーリー的にも面白くなると思うのですが、どうでしょうか？

その3：二種類のお金持ち→←ちょっと視点を変えてみよう〜夢主編1

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