芽生えた恋心 ページ5
今日は西陰と新生雷門ＶＳ星章学園の試合を見に来ていた。
「あっれー野坂と西陰じゃん。なんでここにいるの？」
聞き慣れた声がして、そちらを向くとやはり彼女が立っていた。
「それは僕のセリフだよ、霜月Aさん」
「おい、そのフルネーム呼びやめろや。AでいいからAで」
「…で、どうして霜月さんはここに？」
「西陰くんは相変わらずさん呼びかーい。まあ、ちょっと見てみたいなーっていう興味本位？」
「まあ、細かい所はいいんだけど。…A一緒に見る？3人で」
「え、野坂さんいいんですか」
「彼女は一応王帝のマネージャーだしね。むしろ一緒に見た方がいいかと思って」
僕達は新生雷門がどんなものか偵察がてら見に来たわけであって、観戦しに来た訳では無い。
多分、興味本位とか言いながらもAも、新生雷門目当てに来たに違いないだろう。
「野坂ならそう言ってくれると思ってたんだなぁ！やっぱり心の友だね好きだぜ！！！！！！！」
Aは僕の首元に腕を巻き付けて勢いよく抱きついてくる。
すぐは状況が判断できなかったが、理解したのと同時にドクンドクンと、心臓の音が聞こえた。
最初は彼女の心臓だと思った。
でも、実際は僕の心臓だった。
「…耳元で大きい声出さないでくれるかい？」
体が熱くなるのを感じ、冷静を保つのが限界。
こんな気持ち初めてだ。なんて小さい僕の呟きは彼女には届かない。
「の、野坂さん大丈夫ですか」
「…大丈夫だよ、西陰。少し驚いただけさ」
西陰がAを引き剥がし、僕を庇うように前に出る。
「無理しないでください。顔真っ赤ですよ。苦しかったらもっと早く言ってくださいよ」
「うん、結構苦しかったかな」
初めてAを見た時も苦しかった。
そして、抱きしめられた時も苦しかった。
ドキドキして苦しいこの気持ちはなんなんだ……
「え、野坂そんなにひ弱だったの！？ごめんよぉぉおお」
「ごめんですんだら警察はいらないんですよ」
「だって抱きついただけでこんなになると思わないじゃんかよ！」
「俺だってまさか…まさかこの程度でこうなると思ってもみませんでしたよ！」
「…西陰も言うようになったね。あと、A。言っとくけど僕はひ弱じゃない。健康体だから」
。
。
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れいな - 更新楽しみです！応援してます！ (2018年11月30日 4時) (
レス) id: 9f238923bb (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ - 番外編でハロウィンやって欲しいわ (2018年11月6日 19時) (レス) id: 40108fa981 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ - 面白いです。応援してます。(*0^∀^0*)// (2018年11月1日 1時) (レス) id: 7f6a7d99e0 (このIDを非表示/違反報告)
てぃと(プロフ) - 月兎さん» どんどんフェイ出すつもりです！ありがとうございます更新頑張ります！ (2018年10月15日 19時) (レス) id: 83fd2933b6 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - てぃとさん» フェイくんが、可愛すぎる。発想が、新しいくてワクワクドキドキ面白いです。更新頑張ってくださいね。 (2018年10月14日 8時) (レス) id: 77e594bc29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぃと | 作成日時：2018年7月27日 11時
