私の諸事情 ページ15
Aside
完全にやらかした。 もうオワタじゃん。
そうだ、時間を戻してもう1回…
ってそれはそれでめんどくさいしなぁ。
私は頭を抱えてしゃがみこむ。
ほんと、何してんだか。
さっきもフェイと話しているのが見られていたことに動揺してたとはいえ、ちょっとガン飛ばしすぎたし。
しかも、今このまま帰ろうとしてるし私。
…てかさぁ？ 野坂帰ってろよ。なんでいるの？
私、帰れって言ったじゃん。
え、言ってないって？？？
そうですね、私が何も言わず置いてったんでしたね。 そうでした。はい。
そもそも、あいつに私の諸事情とか関係ないし、感じ悪かっただろうね。野坂すまぬ。
謝りに行こうと立ち上がると、酷いめまいに襲われて視界がグラグラ揺れる。
…マジか今かよ。
私は立てなくなり、そのまま倒れ込んでしまった。
「……あはは、薬切れんの前より…早くなってない？マジ…ウケるん、だけど…」
やばいやばいやばいやばい。
野坂達に見つからないように人通りの少ない所まで来たけど、ここじゃ誰も気づかないんじゃね？
完全に裏目に出たわ。 最悪。
誰か助けを呼ばなきゃと体を起こそうとするものの、プルプルと震えるだけだった。
声は出るけどもう大きい声は出ない程に体が限界まできていたみたいでもうどうしようもない。
…今回は体がもたないかもなぁ。
何度も意識が飛びそうになりなんとか踏みとどまる。
これを繰り返していたが、突然視界が暗くなり私はとうとう意識を失った _________________
。
野坂side
僕は一瞬だけ思考が停止した。
何故って、目の前でAが苦しそうに倒れていたからね。
「……西蔭、救急車呼んで。出来るだけ早く」
「わ、わかりました」
僕はしゃがみ込んで「A、もう少しだけ待ってて。絶対に君を助けるから」そう言って、彼女の手を握った。
……でも、一体、Aに何が起きたんだろう。
僕が西蔭とAの後を追いかけて、たどり着いたのがこの路地裏。
念のために路地裏を通った時に、あるものが落ちていて、拾った時に人の足が見えたものだから近づいてみたらAだった、というわけだけど…
これは薬かなんかなのかな。
注射器によく分からない緑の液体が入っている。
もしかしてAは ………
。
。
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れいな - 更新楽しみです！応援してます！ (2018年11月30日 4時) (
レス) id: 9f238923bb (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ - 番外編でハロウィンやって欲しいわ (2018年11月6日 19時) (レス) id: 40108fa981 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ - 面白いです。応援してます。(*0^∀^0*)// (2018年11月1日 1時) (レス) id: 7f6a7d99e0 (このIDを非表示/違反報告)
てぃと(プロフ) - 月兎さん» どんどんフェイ出すつもりです！ありがとうございます更新頑張ります！ (2018年10月15日 19時) (レス) id: 83fd2933b6 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - てぃとさん» フェイくんが、可愛すぎる。発想が、新しいくてワクワクドキドキ面白いです。更新頑張ってくださいね。 (2018年10月14日 8時) (レス) id: 77e594bc29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぃと | 作成日時：2018年7月27日 11時
