優等生はアレが欲しい【名前変換オリジナル】

18 ページ18

そうこうしているうちに、もう夏休みです。







先生「斉藤さん、これを職員室に運んでもらってもいいかしら」



「…え」


先生「斉藤さんはいつも真面目ですからねーお願いしますね！」





「…は、はい」



私、良いなんて言ってないのに…。





女子「クスクス…可愛そ〜」
女子「うちらがあの子に頼んでって言ったのにww」
女子「いいよ、どうせ暇でしょ…？」








暇か…



暇かどうかと聞かれたら、そうでも無いのよ






「…」






女子「い、今睨まれた…？」
女子「こ、怖ー」








――――――――――――


先生の机に資料を置いて、私は急いで帰りの支度をする。
明日から夏休みだ…！


この間、航太くんから夏休みに泊まりに来てって誘ってもらったので今日は泊まりでお屋敷に行きます！





「…っ…///」



なんだかワクワクする…。



こんなの久しぶり

こんなの友達とのお泊まり会みたい。
向こうの世界のことも、みんなのことも


もっと知りたい。知らなくちゃいけない









――ドンッ!!!!




「うぁっ！！」




？「あっ！ごめんね！？」






私が曲がり角でぶつかったのは、金髪で高身長
あたかもチャラそうな男の人。

顔も見た事もない、おそらく年上だ






「大丈夫です…」




？「ちょっと待って！君、名前は？」


「はぁ？…なんで名前？」




？「僕は瀬戸、君と僕いつも同じ電車に乗ってるよね！？」





し、知らなかった…




「えと…斉藤です」



瀬戸「斉藤さん？下の名前は？」




なんでこんなに聞いてくるのよ…





「…玲香」



瀬戸「玲香！可愛い名前だねぇ！」





なんなんだこの人！


ていうか私、急いでいるのに！！！

19→←17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す