優等生はアレが欲しい【名前変換オリジナル】

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新学期一日目


久しぶりに帰ってきた人間の世界




「…はぁ」





満員電車に揺られ、息が詰まりそうなほどの嫌気


私は人間なのにこんなのも辛いと感じてしまう

私は弱いんだ。









瀬戸「玲香ー！！！！」



「げっ…瀬戸先輩」


瀬戸「おはよぉ！新学期だねぇ！！元気？」




元気も何も、こんな私の顔を見たら分かるだろう
とてつもなく憂鬱







「…朝から元気ですね、羨ましいです」


瀬戸「夏休み会ってくれなかったじゃん！俺、玲香の事すごい探してたのに〜」





そりゃあ、この世にいなかったからね






「…なんでそんなに、私に構うんですか」



瀬戸「え？だから〜気になるんだって！」





なんで私を？この人大丈夫なの？

はぁ、新学期そうそうこんなペースで大丈夫だろうか







「私、クラスでボッチだし地味で根暗な優等生ですよ？」



瀬戸「えー！いいじゃん！ネクラ！」





この人…ば、バカにしてんの！？！？







瀬戸「でも変だな〜、玲香は夏休みどこか行ってたの？」



「…別に」




瀬戸「…ふーん」

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