【文スト】貧乳で何が悪い3【中原中也】

番外編9・2・ ページ9

中「美味そうだな…」

『そうでしょうね
アシエンダ・ラ・カピリャだし』

中「…おい、其れ俺のワインクーラーから出したんじゃねェだろうな」

『……んー？』

中「手前ッ何勝手に開けてんだよ！」

『良いじゃん、大丈夫大丈夫〜』

中「何も大丈夫じゃねェよ！」

『まあ、今日くらいゆっくりしなよ

最近任務続きで疲れてるでしょ
今日は折角の、年に一度の誕生日なんだから


…結構、感謝してんのよ？
いつもありがと」


中「…尤もらしい事云って、実は自分が飲みたいからだろ」

『ばれたか』

くすくすと笑って いつの間に自分のグラスにも注いだのか、ステムを軽くつまみ 持ち上げる

其れにつられ 俺も自分のワイングラスを持ち上げた



『中也の誕生日に乾杯』

中「…乾杯」







――――――――…

『…ケーキ美味しい？』

中「嗚呼、美味い

…ワインと良く合う」

『…そ。よかった』





なんだかお互いに緊張して 会話がうまく出来ない二人であった

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