76話 ページ18
それからは予想通り 余り関わりは無く、太宰もすっかり忘れている様子だった
だけど俺はAの身体中についた痣が気になって、忘れられずにいた
そんなある日、太宰が指を切ったから絆創膏が欲しいと駄々をこね 何故か俺が取りに行くことになった。
中「太宰の野郎…後でシめる」
ムカムカしながら医務室に向かうと、ガシャンと瓶が割れる音と声が医務室の方から響いた
また俺はびくりと躰を震わせてしまい、Aと初めて会った時を思い出した(こういうのをデジャヴと云っただろうか)。
扉に手を当て、聞き耳を立てると 誰かが蹴られる音がした
気配からして数人は居る
喧嘩か?
好奇心で扉を少し開けて覗いてみた
「この糞餓鬼…!!」
男が怒鳴って拳を振り上げた先には――――
中「A!!」
咄嗟に飛び出し、跳躍して男の顔を思い切り蹴り上げた
「ッぐあ…!」
男は宙に浮き、近くにあった薬品棚にぶつかって其の儘ぐったりと動かなくなった
「なんだ!?」
他に二人のスーツを着た男がばっと振り返るが其処には誰もいない
中「此方だよ糞野郎」
背後から聞こえた声に反応するにはもう遅かった
男は首を思い切り殴られ、あまりの衝撃に意識を失いその場に倒れた
『あ…』
Aは呆然として倒れた男達を見つめて、中原を見るとぼろぼろと涙を流した
中「大丈夫か? …っわ!」
『っうぅ… ひ…』
急に抱きつかれ、嗚咽交じりに泣き出したAに如何したら良いかわからず混乱してしまう
「餓鬼が…調子に乗るな!!」
中「!!」
先程蹴り飛ばした男がいつの間にか起き上がり 殴り掛かろうとしていた
やられる…!!
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みゃーすく - こんにちは!いつも楽しく読ませていただいてます!評価100票目いれましたよ!(ドヤァ)頑張ってください! (2018年12月22日 9時) (レス) id: 6bc0684f66 (このIDを非表示/違反報告)
灯火(プロフ) - 焼きそばパンさん» あ、よかったかえってきた.....(気にしなくて大丈夫ですよ!) (2017年6月11日 15時) (レス) id: a727658566 (このIDを非表示/違反報告)
焼きそばパン(プロフ) - 灯火さん» はっ…危なく逝ってしまうところでした…危ない危ない…(返信遅くなってすみません汗) (2017年6月11日 13時) (レス) id: 07a3e57208 (このIDを非表示/違反報告)
灯火(プロフ) - 焼きそばパンさん» 待って待ってお墓いかないでまだはやいですよ((( (2017年5月16日 20時) (レス) id: e8716935ee (このIDを非表示/違反報告)
焼きそばパン(プロフ) - 灯火さん» おわああめっちゃ嬉しいです!!!ありがとうございます┏┛墓┗┓ (2017年5月16日 20時) (レス) id: 07a3e57208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:焼きそばパン | 作成日時:2017年4月10日 19時