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コトが終わって一緒にシャワーを浴びた。
洗ってあげるってまたそういう雰囲気にしてこようとしてるのが手に取るように分かったから、自分でやるよってやんわり断った。
……はずなのに、智にはそういうのは通用しなくて。
Aのこと俺が洗いてぇの、って泡石鹸をつけた手で後ろからお腹をくるくる洗ってくれた。
「、こそぐったっ、」
「動いちゃだめー。つーか俺はいつ洗ってくれてもいいからね」
「どこを？」
「からだ」
「背中？」
「前の方がいい」
「お腹？」
「そのあたり」
「その辺りって(笑)」
「じゃあ、その下」
「ほらやっぱり！」
下らない会話がとてつもなく幸せ。
朝までとは違う、この高揚した気持ち。
絶対に"ずっと好きでいる"、あの言葉だ。
智が来週以降も私といてくれるのかもしれないって期待が、膨れてる。
ふと、そんな期待を持つなって忠告してくる自分もいるけど、ちょっと無理かも。
「Aさぁ、誕生日なんか欲しいもんねぇ？」
「え、あんなにお祝いしてくれたのに？十分だよ」
「でもこう、なんか残るものとか。例えば……アクセサリーとか」
「アクセサリー、……嬉しいかも」
「まじで！？したら明日買いにいこ」
「えっ、明日？」
「誕生日過ぎたし早く買いたいっ。欲しいとこのとかある？」
「や、ブランドとかいらないよ？智が買ってくれるなら雑貨屋さんで十分うれしいし」
「雑貨屋？……でもそんな高くない店もあんじゃん？」
「智がくれるものなら何でもうれしいよ」
「じゃあ俺が選んでいい？」
「、選んでくれるの？」
「ん。Aに似合うの俺が選ぶ」
「ありがとう」
アクセサリーか。
指輪……だったら嬉しいなぁって、欲がでる。
ネックレスとか何でも嬉しいけど、指輪は、特別だから。
千円のだって全然嬉しいのに。
智が選んでくれたものならなんだって、一生の宝物になる。
「私も何かあげたいなぁ」
「俺はいいよ」
「いいじゃん、私も智に何かあげたい！」
「……じゃあ、誕生日にくれる？」
「え、……誕生日いつ？」
「11月26日」
「、……」
……いいの？まだ先なのに、私、智の誕生日にプレゼントあげてもいいの？
「、まだ先だから、俺」
「あげるねっ」
「……」
「11月ね？素敵なの考えとく」
「……ん」
優しげに眉が下がって、鏡越しの彼の顔が目の前に現れた。
3秒触れた唇に、また体の奥がうずく。
「…もっかいいい？」
「……うん」
*
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さゆ(プロフ) - こんにちは。とっても素敵なお話をありがとうございました(*´∀｀)何回読んでもぐっときます！妬いてるのも独占欲強いのもかわいい。まっすぐな智くんが素敵すぎです。また、智くんで書いてほしいなぁ。楽しみにしてます。 (2020年3月5日 12時) (
レス) id: b39ec88e32 (このIDを非表示/違反報告)
智恵里(プロフ) - うわぁーん(。´Д⊂)素敵すぎます！！幸せになってくれて良かった！！ (2019年11月18日 20時) (レス) id: 82290003ef (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - さぼてんさん» さぼてんさん、こんにちは！無事完結しました！次のお話もお付き合いいただけると嬉しいです♪ (2019年11月18日 11時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ともさん» ともさん、こんにちは！楽しんでいただけたようでよかったです(*^_^*)コメントありがとうございます！ (2019年11月18日 11時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ていくさん» ていくさん、こんにちは！お話、最後までお付き合いいただき、楽しんでいただけたようでよかったです(*^_^*)ニノのお話読みたいと言ってくれる方がいてよかった(笑)一歩踏み出す勇気が出ました(*^_^*)いつもありがとうございます！ (2019年11月18日 11時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2019年9月7日 0時
