258大切に思ってくれてる…？ ページ18
週末、いつもと同じように智君と飲みに出かけた。
始めのうちは“翔君に誤解されたら…”って気にしながら出掛けてたけど。
今となってはそんな気持ちは全然ない。
櫻井さんは私の事なんて全然気にしてないみたいで、本当に普通。
はじめは智君と話してるときにちらっと櫻井さんのことを確認していたけど。
ある日を境にそんな事は無意味だと気づいた。
智君と話してるときに目が合って。
本当に自然に、何もなかったように目を逸らされた。
嫉妬とか、怒りとか、そんなの全然ない、無、みたいな。
その瞬間、ふと終わったんだって。
腑に落ちたって言い方が合ってるのかもしれない。
ああ、櫻井さんは私に興味すらなくなったんだって思い知らされた。
A「ね！？あり得ないでしょ！」
智「うーん、そうだね(笑)」
いつものように智君が笑ってる。
あの宮下ってマッチョがムカついた話。
会社でちょこっと話したりしたけど、それじゃ足りなくていつもの居酒屋でストレス発散。
A「なんで櫻井さんがあんなこと言われなきゃなんないのよ！」
智「そうだねぇ」
A「櫻井さんも櫻井さんよ、あんなこと言われて言い返さないなんて！」
ヒートアップしてテーブルに手をおくと、思いの外勢いがよくて水が零れた。
智「…俺はね、翔ちゃんの気持ちわかるなぁ」
A「っえ、」
智「年上部下のあしらい方が一番面倒くさいんだよね。俺は翔ちゃんの対応、合ってると思うな」
A「、でもあの言い方はないでしょっ、一度ガツンと言ってやりたい…」
智「でもそれでAがターゲットにされたら、翔ちゃんきっともっとつらいと思う」
智君にしては真剣な表情。
A「…」
智「そういう奴ってね、何するかわかんないんだよ。それにたぶんそいつ、横浜支社で嫌われてるって有名だった奴。名古屋支社までその話来てたもん、相当だよ」
A「え、」
智「守ってくれてんだよ、翔ちゃん。すげぇ大切なんだと思うよ、Aのこと」
たまに、智君ってもしかして私のこと…って思わないわけじゃない。
けど、櫻井さんのことも悪く言ったりしない。
むしろプラスなことばかりを言ってくれる。
A「…部下として、でしょ」
智「んふ」
A「…」
なんでかな、智君の言葉にいつも救われる。
部下としてでも、大切に思ってくれてたらって…
そう考えただけで、涙が出そうになるの…
*
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ebi信号(プロフ) - いやいやいや。ちょっと待って…早く寝なきゃダメなのに、止まらないー (2019年12月16日 1時) (
レス) id: 99a6a11134 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - みかぽさん» みかぽさん、こんばんは！翔君の気持ちもJ伝いながら分かり、ようやくこの緊張感から抜け出せそうです(*^_^*)引き続き頑張ります♪ (2018年2月17日 22時) (レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
みかぽ(プロフ) - こんにちは！ 謎だった翔くんの頭の中が垣間見えて心底ホッとしました！！潤くん、ナイス！ 続き楽しみにしてます！ (2018年2月12日 13時) (レス) id: 952df20f4c (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - keiさん» keiさん、こんばんは！そうだったんです、翔君(笑)そしてJの良さが引き立つ！ふたりの気持ちはどうなっていくのか、そして智君は…。引き続き頑張ります(｀･ω･´) (2018年2月11日 22時) (レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - やこさん» やこさん、こんばんは！お互いの気持ちを伝え合うまで後少し！頑張ります☆ (2018年2月11日 22時) (レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2017年12月20日 23時
