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「櫻井先生！」
翔「ん？どうした？」
次の日の放課後、昨日約束した通り、職員室まで着いてきた。
出来るだけ顔を見られたくなくて、思いっきり俯いて。
櫻井先生が私に気づいてるかどうかも分からないくらい、おもいっっきり顔を伏せる。
「先生っ、聞きたいことがあるんですけど、」
翔「ん？質問？僕の担当クラスの生徒ではないよね？」
「、はい、あの、…授業の質問ではなくてっ、」
翔「質問じゃないの？じゃあなにかな」
A「……」
…なんっっっっっなのっ、この白々しい話し方！
昨日の“知られたら困んだよ”って面倒臭そうに呟いた先生は、どこ行った？
“じゃあなにかな”、だって！
笑いそうになるのを堪えながら、少しだけ様子を見ようと目線だけそちらに向けると
翔「……」
A「っ、…」
えっ、なに、今の鋭い視線っ！
心臓が突如として音を早くする。
一瞬でそらしたけど、焦りまくって、冷や汗が半端ない…っ、
翔「…質問がないなら、これで」
「あっ！…いや、あの、櫻井先生は、」
翔「……」
「…彼女、いますか…」
みっちゃんは昨日の勢いとは打って変わって、
いかにも乙女な顔で、声で、仕草で。
…女の私から見てもかわいいなって思っちゃう。
翔「…質問はそれ？」
「……」
翔「それなら、僕の好みの女性のタイプを教えてあげるよ」
「、えっ、」
少し嬉しそうなみっちゃんの声が耳に届く。
翔「身長は165センチ。体重は50キロ。いつも一歩後ろを歩いてついてくる大和撫子。あ。大和撫子って知ってる？品があって清らかでお淑やか。それでいて芯の通った女性。そうだね。例えば、こんな職員室の目の前で、自分のことしか考えず“彼女がいるか”なんて質問を教師に投げかけるような生徒は論外。」
「、…」
翔「ん？」
授業中のような、少しインテリ風吹かせた櫻井先生が機械のように微笑む。
……こわいっ、
「…、ごめ、…なさっ、」
翔「ああそうだ。簡単に泣く女も嫌いかな。」
“あれ、好きなタイプの話だっけ”って笑うこの人は、悪魔だ…
「っ、」
A「、…みっちゃ！」
突然みっちゃんが走り出す。
珍しく誰も通りかからないしんとした廊下。
私も追いかけようと回れ右すると、
翔「、」
A「、……」
昨日みたいに腕を掴まれ、
翔「…ちょっと来い」
低音の声が、耳に響いた。
*
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うさこ(プロフ) - soraaさん» 楽しんでもらえてるようでよかった！セクハラ発言もたまにはやってもらって(笑)してほしいことがどんどん浮かんできて、これもあれも、で困りました(笑)今後はどうなっていくかな(*´▽｀*) (2016年3月9日 21時) (
レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
soraa(プロフ) - うさこさん、翻弄させらてますよ。サラッとセクハラ発言する先生、心臓が持ちません(>_<)もっと翻弄されたいです！すごく楽しいです！足首にキスした、黒教師(*ﾉ▽ﾉ*)もう、どれがほんとの先生でもいいです。 (2016年3月9日 8時) (レス) id: e7c909fbb9 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - soraaさん» soraaさん、こんばんは☆そうです、相葉先生に恋してるんですよー(笑)ドＳがどの程度でドＳなのか…。分からないのでＳくらいで頑張ります(笑) (2016年3月5日 23時) (レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ゆかりさん» ゆかりさん、ありがとうございます！ (2016年3月5日 23時) (レス) id: a6bc99da2c (このIDを非表示/違反報告)
soraa(プロフ) - 黒教師のお姫様抱っこ(≧▽≦)相葉先生に恋してるんでしたね(^^;私は、黒教師にすっかり堕ちているので忘れるとこでしたー。先生のドＳぶり、期待してます(^^)続き楽しみにしています！ (2016年3月5日 11時) (レス) id: e7c909fbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2016年3月1日 21時
