No.17 ページ21
Noside
他のみんなが会議室で話している間、レイは１人もとの世界に戻ってきていた。
レ「紅茶まで用意して……君はどこまで未来が見えてるんだい？チェッカーフェイス。」
ﾁｪ「さあね。それより何か用事なんだろう？」
レ「分かってるからそのリストバンド用意していたんでしょう？」
レイはチェッカーフェイスの横においてあるスーツケースを指差した。
ﾁｪ「君はどこまで物事がわかっているんだろうね。どう？向こうの世界の事はどのくらい理解したんだい？」
レ「文字通り『すべて』だよ。」
少し寂しそうな顔をしてレイはそう言った。
ﾁｪ「そうかい……さてとそろそろ本題に入ろうか。君が来ると思って用意しておいたよ。
このリストバンドは君たちにかけた呪いを一時的に無効化するものだ。普段は君たちの間での通信手段として使えるよ。この画面はボタンになっていてねこれを押すと呪いが解除される。１日トータルで2時間までなら解除できるよ。」
チェッカーフェイスが大まかな説明をする。
レ「2時間も？結構奮発してくれたね。
1日のトータルだからそれを過ぎなければ１日に何度でも使えるの？」
ﾁｪ「その通りだよ。それともう一回ボタンを押すと呪いがかかった状態に戻るから。いや〜、理解が早くて助かるよ。人数分入っているからスーツケースごと持っていきなよ。
それで、君からの報酬をもらいたいな。」
チェッカーフェイスの顔から笑顔が消え、真剣そのものになった。
レ「あの子か……わかった。あの子には私から言っておこう。
結局あの子にはボンゴレとマーレ
２つの枷を背負わせることになってしまった。私は師匠失格だね……守れなかったよ。」
レイは悔しそうに唇を噛んだ。
ﾁｪ「それが雪の運命さ。世界に1人ではなく、本当は2人存在する雪の属性の適合者であるがゆえの、ね。」
チェッカーフェイスはそう語る。
レ「そんな運命を受け入れてしまう私たちはやっぱり異端者なんだろうね……さて、私はそろそろいくよ。」
レイはスーツケースを持って立ち上がった。
レ「……あの子に何かあったら本気で殺す。絶対に許さないから。」
そういい残してレイはその場を去った。
するとまだ10歳にもならないような１人の少年が入ってきた。
？「師匠に言われて、運命を受け入れに来たよ、チェッカーフェイス。」
ﾁｪ「はじめまして、これは君に渡しておこう。」
チェッカーフェイスは少年の手に2つの銀色のリングをおいた。
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和堂 桜 - あ あ あ あ あ あ あ あ あ！！！！！・・・・お お 俺（一応女)なんかの名前を神作に載せていただけるなんて！あ あ あ ありがとうございます！！・・・・・・・・・・・更新ガンバッテ！ (2015年4月15日 5時) (
レス) id: 3003df8606 (このIDを非表示/違反報告)
闇薔薇(プロフ) - 面白いです頑張ってください (2015年4月14日 22時) (レス) id: b45b6ce6ea (このIDを非表示/違反報告)
和堂 桜 - 高評価しときましたZe☆ (2015年4月14日 19時) (レス) id: 3003df8606 (このIDを非表示/違反報告)
和堂 桜 - はじめまして！とーーっても面白かったです！これからも読み続けていきますが、( ｀・∀・´)ﾉﾖﾛｼｸ。更新頑張ってください！ (2015年4月14日 19時) (レス) id: 3003df8606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吹雪 燐 | 作成日時：2015年4月12日 21時
