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「私は都守楓(みやこもりかえで)と申します。
透とは７年程前に知り合ってそれっきりなのでが、ほら彼昔とあまり変わらないものだからすぐにわかりました。」
持っていた刀を鞘に納めにこやかに告げる彼女はジンをはじめとする幹部連中の放つ殺気に全く似合わない。
「ああ、それと……
これからは私のことを”スカーレット・レディ“とお呼びください。
呼びにくいようでしたら”スカーレット“でも”レディ“でもどちらでも構いませんよ。」
呆然とする降谷は今の言葉で全てを察した。
朱雀は黒の組織の幹部になったのだ。
幹部達がなにも反論しないことを見ればそれは一目瞭然で数時間前に”好きにしろ“何て言った自分を本気でぶっ飛ばしたくなった。
「さて、挨拶も終わったことですしジンさん私は誰に教えを請えばよろしいですか？」
彼女に笑顔を向けられたジンはわかりやすく舌打ちをして立ち上がると降谷たち３人を顎で示した。
あいつらに頼め、ということらしい。
朱雀は笑みをさらに濃くすると１つ頷いて固まる３人の元へ向かった。
「これからよろしくお願い致します。
なにぶん箱入り娘なもので外の世界のことはわかりません。
お屋敷を抜け出したことは両親には内緒にしておいてくださいね？」
そんなことをいいながらいたずらっぽく笑いウィンクをして見せた朱雀に降谷はいつもとの違いに本人かどうか疑いすら持ち始めた程だ。
「俺はスコッチ、よろしくな！」
「ライだ。」
「え、あっ、お久しぶりです。
僕はバーボンといいます。」
なんとか７年ぶりを装いながら答えた降谷に朱雀は頷いて答える。
「さあ、お三方。
私に外を案内してくださいな！」
朱雀に押されて３人は部屋を出ていった。
彼らは後ろを向いていたから気がつかなかった。
振り返った朱雀の顔を見た殺気を飛ばしていた幹部達がわずかに震えたことに……
部屋から出て行った朱雀を見届けたベルモットは詰めていた息をはいた。
「なんなの、あれは……
良家の箱入り娘なのよね？」
「……アタイには分かるよ。
アイツは敵にまわしちゃいけないやつだ。」
好戦的なキャンティですら震える肩をさする。
振り返った彼女が彼らに見せたのは明るい黄金色の瞳ではなく慈悲も何もない光を宿さない深紅の瞳だった。
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吹雪(プロフ) - 僕も陰陽師大好きです！この作品は世界観が瞑想している気がしますがそう言っていただけると嬉しく思います。これからもよろしくお願いしますm(__)m (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 46e13fa611 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 陰陽師(野村萬斎&伊藤英明さんの映画)好きの私…タイトルに興味を惹かれて読んでみたのですが、世界観に一気に引き込まれました。更新頑張って!！ (2019年5月6日 20時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 気に入った作品で続きが楽しみです今後他の作品を作る予定があったらリボーンのツナ♀逆行か雲雀の姉か妹か娘がワールドトリガーかヒロアカかアニメKとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも応援します (2018年3月13日 22時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪(プロフ) - 苦手なお話に挑戦してくださってありがとうございます。そういった方からの嬉しいお言葉はとても自信になりました。これからもよろしくお願いします！！ (2018年2月20日 10時) (レス) id: 4e2a82a17c (このIDを非表示/違反報告)
寝夢(プロフ) - 刀剣女士の話は少し苦手でしたがこのお話は何の疑問もなくすんなりと読めました。改稿も程々で誤字脱字も少なかったのでとても読みやすかったです。更新心待ちにしています！ (2018年2月20日 8時) (レス) id: 671ce60c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吹雪 燐 | 作成日時：2017年9月14日 19時
