一緒にかるたしよっさ＊３

16.たえてしなくば ページ50

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カーテンの隙間から入り込んだ朝日が

チカチカと私の顔を射し照らす。




A「……っ暑い！！」




布団を蹴散らし起き上がると

一目散に窓を開け、

蒸した部屋の空気を入れ変えた。




A「ふぅ…。」




額にうっすらと浮かぶ汗を拭い

携帯を手に取る。




A「あっ。」




新からメール来てた…。

受信時刻は昨日の22時05分。

やば、昨日試合終わってから

ろくに携帯チェックしなかったから気付かなかった。




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From. 新〈arata-wataya@xxx.xx.xx〉
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Sub. おめでとう。
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千早から聞いた。
東京予選優勝おめでとう。
全国大会楽しみやの。
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…千早…か。




自分が連絡をしなかっただけなのに

なんだか先を越されたようで気が沈んだ。

友達として千早が新に報告するのは当然と

理解しつつも嫉妬心が勝ってしまう。




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To. 新〈arata-wataya@xxx.xx.xx〉
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Sub. おはよ
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昨日は携帯見ずに寝ちゃった。

優勝！瑞沢すごいでしょ。
千早も太一も強くなったよ！
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まだ予選を勝ち抜いただけ。

本番はこれからだ。

休んでる暇はない。

今日も学校終わったら白波会で

みっちり試合してもらおう。




腑抜けた気持ちを切り替えようと、

両手で頬をパチンと打った。




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＊作者より＊

作者のそらです。
愛読頂いている皆様ありがとうございます。
ここのところ更新が遅くて申し訳ないです…。

《３》がいっぱいになってしまったので
続きは《４》へ移行します。
今後も原作を軸にオリジナルを織り交ぜ
無い脳みそをフル回転して執筆頑張ります。

私の励みにもなりますので、
合わせて評価もよろしくお願いします⸜(* ॑ ॑* )⸝



＊番外：小学生編
〈 小さな４人の大きな約束 〉
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/aratasorasho2/

⬆こちらもぜひ♡




＊そら＊


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