風柱の姉は花魁です

十八 ページ19

　 此奴(鬼)と居ると鳥肌が立ちまくりで気持ち悪いので直ぐに離れようとするが、




　 ガッチリ腰を掴んでくる。キモチワルイ。は、吐き気が…………












　 何とか手を外そうと密かに頑張ってみたが、流石鬼。びくともしない。



















　 その時、此奴(鬼)が鼻をスンスンと、何かを嗅ぐような動きをした。












鬼「そう言えば、涼風ちゃんって甘くて良い香りがするねぇ。」















　 涼風ちゃんって何だよ。怒





　

　





　 と、鬼が言った瞬間。嗚呼、やっぱ鬼だな。っと思った。






　 なんか私は「稀血」ってものらしい。




　 稀血とは、特殊な血らしく、鬼が稀血の者を喰らうと、





　 人を数十人喰らったくらいの栄養価を得られるらしい。










　


　 私はその特殊な「稀血」の中でも更に特殊だろう。





　









　 だって私の血を鬼が被れば━━━━━━━━━━━












　







　 あと鬼、小さい声で凄い濃い稀血で美味しそうだなぁって呟いたの聞こえてるからな。←















　 鬼が更に続けようとした時、











女将「今宵の宴はこれで終わりです。又のお越しをお待ちしております。」










　
　 女将さんの宴終了の声が聞こえた。













　 女将さんナイス！










　 これで終わりだとAは気が抜けていた。







　 それ故に、すっかり忘れていた。





　 遊女は客のお見送りをしなければいけなかった事に……………















ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•







　『今宵はありがとうございました。又のお越しをお待ちしております。』










　 誰が又のお越しをお待ちするかよ。





　 心の中で毒づきながら定例句を述べる。









鬼「ありがとう。そうだ、俺はじょうげんのに、童磨だよ。また来るね。」



文字数〜

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