幼馴染みなキミ。

〜３０〜 ページ30

〜Ki side〜





あいつらそそくさと逃げていって

やっと安心したみたい。


でもなんで俺がいるのか不思議みたいでキョトンとしてる。


…なんでこんな恥ずかしいこと言わなきゃなんないんだよ(笑)


それ聞いて心なしかAも嬉しそうで。


でもすぐにタマのこと思い出した。


ちょっと心がざわざわするなって

変な居心地の悪さに戸惑ってたら

いきなりAがありがとうって言うもんだからさ。


素直なAになんかｷｭﾝしちゃった(笑)


…訳わかんねぇよ、俺。


それからは何もないっぽいけど

一応Aがトイレ行くの見かけたら偶然装って一緒についてく。


いや、偶然じゃないって絶対バレてんな(笑)


でも少し経って気づいたこと。


Aは普通のトイレはあんまり行かないみたい。


そりゃ年頃の男の子だし？


わかるよ、そういうことぐらい。


なんか俺が勝手についてってるだけなのに勝手に恥ずかしくなってる(笑)


だいたいの日にちとか覚えちゃったし(笑)


Aは幼馴染みだし気にしてねぇのかな？


こんなに意識して恥ずかしいって思ってんの…俺だけ？

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