華 🐱 ページ15
腕の中の、さらさらのAちゃんの髪を撫でる。
最中、いままで伝えられなかった「好き」を、数えきれないくらい伝えて
いままで聞けなかった「好き」を、数えきれないくらい聞いた。
白い背中に咲いた紅い華は、独占欲の証。
独占なんてできないからこそ、つけたかった跡。
心も、体も、受け入れてくれたからこそ。
だからこそ、聞かなきゃ。
佐「…Aちゃん…」
A「…なぁに…？」
佐「…なんで、マネージャーの異動、受け入れたの…？」
A「……」
佐「お仕事だからさ。辞令を受けるのは当たり前だって、俺らはわかってるよ。俺らが気になってるのは、Aちゃんが心からそれを望んでいるのかどうかだけ」
A「……」
佐「ほんとに、今が、幸せかどうかだけ、なんだよ…」
ぎゅ
と、抱く力を強めると、俺の背中に腕を回してぎゅってしてくれる。
少し冷えた肌を感じて、布団をかけなおす。
佐「…Aちゃん、お顔見せて」
A「…っ」
胸に埋められていた顔を上げさせて、目を合わせると、うるうるの瞳。
なんでそんな泣きそうなの。
佐「…Aちゃん？」
A「…だめ、なの」
佐「え？」
A「わたしは、みんなから離れないと、だめなの」
佐「…なんで？」
.
それから。
たくさん話を聞いた。
これからの不安
離れた後の事
自分がここにいることで俺らに与える影響
自分がここを離れることで俺らに与える影響
俺らに降りかかるかもしれない危険
.
A「…こないだ、翔太くんが言ったよね、俺らはこんなに寂しいのにって」
佐「うん」
A「もう、20日たってる。20日もたってるのに、あんな状態なのやばいよねって、櫻井さんも言ってた」
佐「…」
A「そんなの、だめだよ…」
佐「…」
A「わたしは、いつ離れても問題ない距離感でいないとだめなのに、距離感を間違えた…」
佐「…」
A「だから、もっと酷くなる前に、離れたの…」
佐「…俺らの、ために？」
A「……ううん、わたしのために」
佐「どういうこと？」
A「…わたしが、皆から、離れられなくなる前に、離れようって、思ったんだよ…」
また、ぎゅって抱き締める。
この子は、俺らと同じくらい、俺らの事が大好きで、離れたくなくて。
俺ら以上に、俺らの事を考えている。
そんなのもう…切なすぎるよ…
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ちび(プロフ) - まめさん、こんばんは。佐久間君と楠ちゃん想いが通じあって良かったです！嵐兄さん達も良い味出してて嵐オタにはたまりません！ (12月2日 22時) (
レス) id: a3172aaf30 (このIDを非表示/違反報告)
志保(プロフ) - まめさん、こんばんは！マネシリーズが大好きで、さっくんがみんなにヤキモチを焼くとこが大好きで、もっとヤキモチを焼く所が見たいなと思いました。 (12月2日 21時) (レス) id: d52ea9e6e1 (このIDを非表示/違反報告)
礫(プロフ) - こんばんは！！先ほど時間に一気に読み返してみたのですが、やっぱりキュンキュンを通り越してギュンギュンしたお話でした！楠ちゃんとハイスペックですが、やはりその先輩方もハイスペックですね！やはり何度読んでもドキドキできるお話でした！ (12月2日 21時) (レス) id: e9cd6a099b (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - こんばんは！このお話はマネージャー陣の計画が好きです。そしてみんなが楠ちゃん大好きな感じが伝わるのが好きです！！ (12月2日 21時) (レス) id: 88d65bff23 (このIDを非表示/違反報告)
みい♪(プロフ) - こんばんは！久しぶりに読み返して、さっくんにきゅんきゅん！ニノにもきゅんきゅん！いただきました！独占欲強いけど、メンバーの前で耐える大ちゃんが可愛すぎ❤️ (11月28日 1時) (レス) @page29 id: 98d668f779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめ
| 作成日時：2023年3月15日 10時
